いつの間にか日がどんどん短くなってきましたね
寒くなるにつれて風邪ひきの生徒さんが増えています
学校は暖房設備が十分でなく寒暖の差が激しいようです
これからの季節、インフルエンザも流行しますのでお家ではしっかり睡眠をとってくださいね
今週はMOAの作品展を見に行ってきました
今年もたくさんの生徒さんが入賞し、改めて皆さんの夏の努力に感激しました
1つ1つの作品に思い出があり、いろんなことを振り返りながらとっても幸せな気持ちになりましたMOAの優秀作品に関してはまた改めて年内にご紹介します
夏の成果は続々と戻ってきておりまして、先週、先々週は各コンクールの表装作品を出品者にお返ししました。
また、保護者の方々からたくさんメールをいただきましてありがとうございました。
折に触れてご家庭で感じておられることや保護者の方のお気持ちをお聞かせいただけるのは、私にとりましても大変嬉しく明日の励みとなります
どの作品もお一人お一人が時間をかけてその瞬間に精一杯書いたものです
短期間でも構わないので是非お家に飾って良いところを見つけてあげてください
この時期の子供たちの成長はとても速く、自己ベスト作品はどんどん更新されてゆきます
できれば本人の喜びや達成感の冷めない間に時を置かずに飾ってあげていただきたいです。
次も頑張ろうという気持ち、自分の字を客観的に観察する力…飾るだけでいろんな力が身に付きます
お家の方がとにかくよく褒めてくださるという生徒さんは共通してお稽古でのモチベーションが高いです
「上手な生徒さんだから褒められている」と思われがちですが、実際は
「褒められるから上手になろうと努力する」という生徒さんの方がはるかに多いのです。
入会当初伸び悩んでいた生徒さんが、その後飛躍的に上手になる陰には常にお母さまのさりげなく細やかな精神的サポートがあります
一方で
「お母さんは自分の作品を見て「ふ~ん」しか言ってくれなかったもん」
是非とも見てもらおうとルンルン気分で帰ったお子さんが
次の週に
「忙しかったんかな。あんまりちゃんと見てもくれへんかってん・・・」
と小さな肩を落としている。
そんな寂しい姿も目にします
そのようなことが続きますと、お稽古中に素晴らしいところがあって私がどんなに褒めても
「先生それほんまに言うてる?絶対うそやろ?お母さんはそんなん言わへんで」
と、なかなか素直に受け入れてもらえないのです。
それでも受け入れてくれるまで、信じてくれるまで褒め続けるのですが・・・なかなか達成感を味わってもらえません。
大きな節目の「がんばったね。やればできるね。上手になったね。」そんな褒め言葉は、一番にお母さんに言ってほしかったんだな…といつもそう思います
お習字は自分の字のみと向き合うとても孤独なお稽古事です。小さな達成感をやる気にかえながら子供たちはいろんなことを乗り越えてゆきます
教室での生徒さんの会話には驚くほど「ママ」という言葉が出てきます。それほどにお母さんの存在が何より安心で大きく感じられるこの時期に、是非お子さんの良いところ探しをしてそっと背中を押してあげてください
次回は『全国ひらがなかきかたコンクール』優秀作品のご紹介をします。
今年も素晴らしい作品揃いです。お楽しみに