海外旅行



2歳9か月9日。

初めての旅行。
初めてのパスポート。
初めての海外。
初めての飛行機。


ダイソーのパスポートケースとストラップが優秀ー!
スーツケース用の乾燥剤も可愛いっ!

Jrの生まれて初めての旅行を海外にしたかった。
「生まれて初めての旅行が海外⁉凄くない⁉」ってなるじゃん?(笑)
Jrの人生で『Jrくん、凄い!』を沢山言われて、自己肯定感高めでいて欲しいと思う(笑)

そういえば、主人と私が初めて行った旅行もスペインで海外だった。
「そういえば、付き合い始めてまだ二人で旅行に行ったことがないね…(HISの前を通り掛かり)あ!スペイン安くない⁉スペインに行く?」という流れで決まったw
主人も海外好きな人で良かった〜

まぁ、単に私が国内旅行をするなら海外旅行にお金を遣いたいという考えなだけなのだが(笑)
だからと言って全く国内旅行をしていない訳ではなく、四国以外は訪れている。

私達夫婦にとってもJrが生まれてから初めての旅行。
コロナ禍で旅行には行けない状況でもあったので「妊娠のタイミングが良かったね」と周りから言われ、海外旅行のことは考えず、育児に専念できたのだと思う。

子供を産む=10年くらいは海外には行けない。
妊娠して出産した当時はそう思っていた。
赤ちゃんや幼児を連れて海外旅行なんてできるわけがないと。
海外に行けなくなることを覚悟して出産をする道を選んだ。
なので、Jrが2歳9か月の幼児で海外旅行に行けたことが、不思議で仕方がない。
願いは叶う…想いは通じる…
凄いことだと感じている。

私にとって海外旅行は当たり前ではなく、訪れる国にご縁を頂けた奇跡としか思えなくて、その土地に何か魂を震えさせるものがあって、帰国した後もずっと想いを馳せ続け、涙が溢れることがある。
ただ楽しかった、素晴らしかった、また行きたい…
そうではなく簡単に言葉にできない深い何かを得て、これからずっと共に人生を生きていくことになる。
この感覚は何なのか…

2023年10月19日㈭〜21㈯の3日間。
アメリカ合衆国、グアム島。
あの場所で過ごした3日間は当たり前ではない、尊く美しい日々だった。

子連れ旅行なんて疲れるだけでしかないと思っていた。
今まで自由気ままにやりたいことの全てをリストアップし、自分の為の思うがままの海外旅行だった。
思いっ切りお洒落をして、自分を輝かせ、写真を見返すと本当にキラキラしていることを自分でも感じるくらい私の為の素晴らしい旅でしかなかった。
しかし、子供がいる今、そんな『私の為の旅』なんてできるわけがなく、自分の欲は全て捨てて完全に無欲の状態でいかなくてはいけないと心していた。
子供の安全、安心、健康を何よりも最優先にしなくてはいけないと。
なので、いつ発熱するかわからない幼児が居ることで、出発さえもできないかもしれないと心構えをしていた。

結果、初めての子連れ海外旅行は、疲れたとは全く思わなかった。
Jrは日常のイヤイヤ程度でお利口にしてくれていたのだと思う。
ストレスなんて何もなかった。
子連れ向けの旅行…周りは赤ちゃんや幼児を連れた家族ばかりだったので、静かにしなくてはいけないストレスが全くなかった。
飛行機でもホテルでも、泣き声や騒ぎ声がよく聞こえていた。
それが親の私達にはとても安心を与えてくれた。

ヨーロッパを検討していたが、ヨーロッパにしなくて良かった。
初めてのフライトが12時間以上だなんて2歳児には可哀想過ぎると思った。
フライト中は寝たりDVDを観たりして、空を飛ぶことへの恐怖はなかったようで、耳が痛くなることもなくほっとした。

Jr、グアムで過ごした日々のことは記憶として覚えていることはないかもしれないが、時々写真を見せて、あの楽しかった3日間の出来事をお話していこうと思う。

海外の写真はスマホでは一切撮影せずに、全て一眼レフに収めてある。
その整理ができ、落ち着いてから旅行記を書く予定。

成田空港に到着し、済州航空のCAさん達に手を振りながら飛行機を降りた時、Jrが言った。
「また来るわよ!」
可愛くて堪らなく、家族で海外旅行ができたご縁に感謝の気持ちでいっぱいだった。

海外は本当に本当に素晴らしい…
だから止められない…
キラッキラのかけがえのない宝物を胸いっぱいに抱ける幸せ…
何もかもに「ありがとう」という想いしか出てこなくなる。
こんな幸せを噛み締めることができる自分を誇りに思う。