私の住む北国でも、ようやく桜が咲き始めました。

毎年、桜を見ると寂しさと悲しさが募る。

おうたとさよならする前は、幸せの象徴だったのに。





時間の経過と共に、おうたと同じ年頃の男の子を目にしても、以前ほど憎悪を抱かなくなった。

見当違いな憎しみや疎ましさの代わりに、思い返すのは自分への後悔。


GWの日。

旦那の実家で咲く桜の木で、おうたと木登りをした。

母ちゃんは子供の頃、よく木登りをしたんだよ。

おうたもできるかな?って。


その2日後に、木登りが原因で事故にあった。

後悔してもし切れない。

ごめんね。

本当にごめんね。

きっと、おうたは許してくれない。

良い子だったのに。



一生後悔し続けて、一生苦しみ続けることが、私のおうたへの贖罪。