Happy Birthday 【A-3 光さん ルート】




「光さんっ!!!!」

「あっ、キョーコちゃん。

料理もどれも美味しかったし、

このケーキも、とぉ~~っても、美味しかったよぉ~~!!

本当に料理、上手なんだねっ!!!」



「えっ、いや、そんなぁ~~~/////」



ブリッヂロックの光さんは、『やっぱきまぐれロック』でいつも

お世話になっているから、日ごろの感謝の言葉を

どうしても伝えたかった。



「あのぉ~~~、光さん???

あのですね、お話っていうのなんですけど・・・・・・」



少し上目遣いになりながらも、光さんを見つめると

徐々に光さんの顔が赤くなっていく。



「・・・・・光さん???熱でもあるんですか????」



「いっ!!!!イヤっ!!!!!!

(キョーコちゃんが可愛くて、見惚れてただけだなんて

いえないよぉ~~~っ!!!!!!!)

だ・・・・・大丈夫だから。どれで・・・・・・話って???」



・・・・・まだ顔が赤いのに、大丈夫かしら??

でも、本人が大丈夫だって言っているのだから

きっと、大丈夫なのよね???


あっ、もしかしたらお酒に酔ってみえるのかも知れないし・・・・・

(ホントのことを気づかない、キョーコたん)



「あの、ですね・・・・・・そのぉ~~・・・・・・

光さんには、いつもお世話になっているな、と思ってまして・・・・・


実は先日、かなり落ち込んでいたときも、相談していただきましたし

本当に、ありがとうございます。」



「えっ???あのぉ~~~???

・・・・・・・・そんな相談したっけ?????」



「あっ、はいっ!!!!!

大事な人と喧嘩しちゃったって、ヤツです。」



「あっ、琴南さんと喧嘩したって、アレね??

でも、キョーコちゃんと琴南さんは、本当に仲がいいから

まさか喧嘩するとは思わなかったよ??

って・・・・・・・あれ???どうしたの????」



私は、今光さんの言葉を聞いて、呆けてしまっていた。


確かに、名前を言ってしまうと、その人との関係性がばれてしまうから

とわざと名前を言わずに相談したんだ。


モー子さんだと、私よりの意見になるし

社さんだと、向こうよりの意見になる。


だからたまには第三者の方の意見を伺いたくて

丁度『きまぐれロック』の収録があったから、光さんに相談したんだっけ・・・・・



「・・・・・・実は、喧嘩の相手、モ、じゃなくって

琴南さんじゃ、無いんです。」



「えっ????じゃあ・・・・・・・

大事な人って・・・・・・・誰???」



やっぱり、そう聞かれる、よね。

名前さえ言わなければ、大丈夫、かな??



「・・・・・・・・・れ・・・・・・」



「・・・・・へ????」



「・・・・・・か・・・・れ・・・し・・・・・・・です//////」



そんな単語を口にしてしまうのは恥ずかしくって

私は思わず、赤くなった顔を隠すように手で覆い首を振っていた。


そのとき、光さんがどんな表情をしていたのかも知らずに・・・・・・・



「・・・・・・・そ・・・・・・う・・・・・・・」



あまりにも小さな声に驚いて、そっと光さんを見てみると

無表情のまま、固まっていた。



「・・・・・光、さん???」



私が、光さんの顔の前で何度も手を振るのだが

全く反応しなかった。


そして、その場に来てくれた慎一さんと雄生さんに光さんをお任せして

私は愛しの彼っていうのがいまだに恥ずかしいのだが

敦賀さんのところへと、かけていった。



どうして光さんが固まってしまったのかわからないけれど

光さん、いつも、ありがとう。




おちまい






光さんは、毎回思うのだけどかわいそうですね・・・・・


どうしても、可愛そうなネタに使いたくなっちゃう。



光さんファンの方、本当に、ゴメンなさい。

いつかは二人のラブラブな話、書けるといいのですが・・・・・


私が基本的に蓮様好きなんで、仕方ないですね。