(しばらく過去の日記を更新します。)松嶋屋さんたちと松緑さんの義経千本桜をまとめて観ました^^。

 

端的に言うと、第一部に引き続きお里役を演じていた壱太郎さんに結構声がかかっていて、以前以上に知名度や人気が出てきているように思いました。壱太郎さんの女形はものすごくカワイイのですが、ネットニュースで拝見する限り、女形でのお姿が出てくるようになったのはここ1か月位のことで、自分の思い違いだったらすみませんが、それまでは素顔のお写真のほうが出回っておられたような。これが、益々注目されるようになられたとのことでしたら、これからもっと重要な役が廻ってくるようになるだろうなァ、と思いました。そういえば、一途なかわいらしい町娘役として、妹背山のお三輪の役とか見てみたいです^^。維盛役の錦之助さんも上品な風情でとても素敵でした^^。また仁左衛門さんや孝太郎さん、千之助君、そして吉弥さんの上方風の雰囲気が素晴らしく、オーソドックスな歌舞伎らしい世界観、みたいなものに浸ってしまいました^^。

 

 

また、源九郎狐役の松緑さんも、相変わらず真面目実直な感じでしたが、奇を衒っていない真っすぐな感じが、逆にとてもよかったです。前回身替り座禅を観た時から気づいたのですが、お化粧の方法が変わった?ような気がしておりまして、それがとてもよくお似合な感じです^^。

 

松緑さんはもともとの小顔でいらっしゃるのに比べて目が大きすぎるので、素顔だとそれがチャームポイントになっているのですが、ふつうの歌舞伎役者仕様の化粧をすると、目が強調されすぎるように思えて、実は以前から少し気になっておりました。でも最近、良い感じで少し太ってきて、また、目尻のラインや紅の色を最大限に薄くすることによって、印象が別人のようにやわらかくなり、また、物腰も落ち着いてきて迷いがなくなったような感じがちょっと嬉しいですね。(息子さんの存在も大きいかもしれません。)今回は大体こんな感じで、楽しませていただきました^^。