こちらはメインブログからの移動作品です。
訳あってこちらに移動しております。
なので読まれたことがあるかも!?しれませんね。
現在2020年のあたしが手直し加筆してのUPとなっております。
内容的に支障はございません。
よろしければご覧くださいませ。
啄ばむキスから深いキスに移りそうになった時
彼女は俺を制した。
「なんだよぉ」
「ご飯冷める。」
「後じゃダメなの?」
「あんかけチャーハンだから、あったかいうちに、どうぞ召し上がれ」
彼女はチャーハンをスプーンですくって俺の口まで運んで来た。
「あーんしてあげる」
「・・・みたらしじゃないじゃん」
これも俺の照れ隠し。
「いいの! ハイ あーん」
「お前だと、なんか余計 恥ずかしい・・・んですけど」
それでもパクりと食べた。
「おっ あっつ うまっ」
「本当?」
「ああ、うまいよ! でも さー 熱いからふぅ〜ふぅ〜もしてよ。」
「えっ?!また、あーんするの?」
「なんだよぉ 一回だけかよ?なら俺がしてやる。」
俺は彼女と同んなじようにスプーンで掬ってちゃんとふぅ〜ふぅ〜して冷ましてからあーんしてみた。
けど恥ずかしくて『あーん』とは言えず、桃恋相手だと…なんでこんなに照れんだろ?俺。
「ふふっ 照れてる?かわいい」
「照れてねえわ!って大の男つかまえて『かわいい』ってなんだよ。」
「・・・かわいいとこ、いっぱいあるよ?翔くんがさ 知らないだけで、さっきの寝顔だって、かっこいい!とかよりは、かわいいんだよ?」
「うるさいよ?ちょっと黙って?俺、お前の事なら簡単に黙らすこと出来るよ?」
「し、静かに食べます。」
そんな会話を楽しみながら彼女の作ってくれた食事を済ませて彼女が珈琲を淹れてくれてた。