今日から2日間に渡り、川崎で防火管理講習があります。
場所は川崎日航ホテルで、9時~9時半が受付です。
9時20分前にホテル前に着きましたが、2階からの入り口は閉まってる
これ、どっから入るんだ
焦りましたよ
あと10分もないじゃん。。。
小走りで1階の入り口を探し出し、エレベーターで11階へGO
ふぅぅぅ、間に合いましたよ
危ない危ない
会場に入ってみると、超満員
驚きました
私は定員の半分くらいいけばいい方なのかぁ~なんて思っていたんです。
しかし、予想に反し定員210人すべて埋まっていました。
もちろん皆さん防火管理者を取得するために受講しているんですよねぇ。
だとしたら、この方たちはみんな起業予定ってことなの
色々な都市で講習をやっていて、もしそのどこも超満員だったら、世の中どんだけ新しい事業が生まれているんだ
と思いました。
プログラムに目を通してみると、
120分講義がびっしり
長丁場だな。
でも、しっかり聞いておかないと何かあったときに自分が困るから、ちゃんと聞かねば
これを取らないとクリニックの防火管理者になれませんからね
2日目の最後にはテストもあるらしい。
講師は消防士OBの方たちでした。
講義の最後に1人の消防士OB(ご年配)の講師が現役時代の悲しいお話をしてくれました。
ある火災現場に出動したとき、不幸にも男の子2人の兄弟が亡くなったそうです。
そのお兄ちゃんは精神発達遅滞がありました。
二人を発見した場所は1階の押入れの中でした。
火災が発生した場合、煙は最初うえに上がっていき、その後全体に充満するものらしいのです。
ですので、1階にいたならば外に出れば助かったそうです。
でも、なぜか二人は押入れに避難。
この理由は誰にもわかりません。
その消防士OBの方は二人を発見したとき、いたたまれなくなり一度現場を離れてしまったそうです。
自分では『消防士失格です。』とおっしゃっていました。
発見時、その精神発達遅滞のお兄ちゃんが弟を守るように抱きしめて二人は亡くなっていたそうです。
消防士OBの方は、
『こんな悲しいことにならないよう、皆さんのところに来た方の命を守るために、自分の命を守るために法令を遵守してください。』
とおっしゃっていました。
その方は消防士OBですが、未だに火事が起こらぬよう災害が起こらぬよう活動をされています。
本物のファイアーマンなんですね。
心にズドンと響いたお話でした。