とてつもなく心惹かれた香炉を離れ

次の場所へ。







台湾には鐵道網もある。

台湾高速鐵道を走る新幹線車両が
日本由来のもので

台湾と日本の友好の上に完成し

今も走り続けているのが 

私はとっても嬉しい。



松山駅でMRTから台鐵に乗り換える。


改札口まで来たものの

日本のような路線図らしきものはなく

どの列車に乗ればいいのやら…


発車時刻と

行き先を表示する掲示板しかない。


ちょうど改札口にいた駅員さんに聞く。


「瑞芳まで行きたいんですが、

 どうすれば?」


「あぁ、

 12時12分のこれに乗ればいいよ。」



電光掲示板を

指差しながら教えてくれた。


私は

そのまま改札を抜けホームへ。


何だか人気がなく暗い。


何だか心細くなる。


ホームに着くと

おじいさんとおばさんがいた。


“待っている人がいてよかった”


ちょっと安心したが

本当にここでいいのかな? 


心配になったので

おじいさんとおばさんに聞いてみる。


すると

ホームはあっているようだが

途中で乗り換えが必要なようだ。


「えっー!嘘でしょ。」


私の心の叫び。


ホームでその事を知ったことが

私には衝撃だったから。


だって日本なら

さっきの改札口の時点で

駅員さんが教えてくれてたはず。


これが私の感覚だった。


“あらまぁ… なんてこと…”


その後

やって来た列車に乗り込む時に

おばちゃんが


「チードー○○、チードー○○、チードー…」


と繰り返し私に言ってた。


“チードー○○? なーにー?”


困り顔の私に 

おばちゃんは懸命に繰り返す…








物語の本編はこちら↓


ついに来ちゃった台湾