五行説は 

この世の森羅万象を表す。


この世のものが

【陰陽】に分かれ【五行】の中にある。



この

木火土金水の五つの中で

最も変容が大きいのは【木】かもしれない。




他の4つも

それぞれに姿形は変わる。


火は 

大きくも小さくもなり

青や赤、オレンジと色を変える。


土は

さらさらの砂、泥、岩盤などの固さ

黒や黄色、赤などの色を持つ。


金は 

溶けて形を変えたり

月日をかけて鉱物となったり。


水は

氷になり、蒸気になり、液体のまま流れたり。



だが【木】は

それ自体が 

芽吹き、葉を繁らせ、花を咲かせ実を付ける。

そして落葉し枯れたように眠る。

という変容を見せる。


中には針葉樹のように

永遠のような

変わらぬ姿のまま生きるものもあるが。



人の生まれも

この五行の中に見る占術があるが


もしも…


【どうしてこんなに次々と…】


と自身の過去を見渡した時に

変化が大きいものだと感じたなら


【木】の性質が多かったり

その質を生きているのかもしれない。

しかも【落葉樹】の質を…


だとしたら

その変容は繰り返し

再び

花の時も 実がなる時も訪れる。


その変容を生きるだけの

パワーを持って

きっと産まれ落ちている。


【木】は

他の4つのパワーを吸収する【才能】を

既に備えている。


土や水、金から養分を得て

火の熱を得て

木の中で変容させて大気に還している。



きっと【木】は 

森羅万象の繋ぎ手だ。