ワタシには

変えたい文字の癖がある。




一つ ひらがなのある文字の形。

二つ 漢字やひらがなの縦線。

三つ 左右広がりの払いの形。



これがなかなか変わらない。



いつからそう書いているのか?


たぶん

一つ目と三つ目は この十年位だろう。

二つ目は 中学生位からだと思う。





意識して書いても すぐまた戻る。


「文字ってリズムで書いてるんだな。」


と最近になって気付いた。



だから手が覚えている。

身に付いているのだ。


これはなかなかに難しい。と改めて思う。



リズムを変えなければならない。


それは書くスピードを変え

文字の運びを変えること。



思考が文字化されるリズムまで変わる。



これはもう

心体総動員の作業なのだ。と感じる。



手だけの問題 意識だけの問題と

分けられない。





だけどその分

理想の文字が書けるようになり

難なく書けるレベル…… 身に付いたなら


心体も何らかの変化を起こしてるだろう。


と想像も出来る。



かつて

多くのカルテを目にしていたとき

その方の自筆を見ただけで

おおよその性格や雰囲気がわかった。






文字は

その人柄を易々と表し まるごと伝えてしまう。




だからこそ 大事にしていたい。


だからこそ 

自分の文字だけは理想のものを使いたい。 




その理想から日々 

自分の文字との鍛練は続く。