日進市・オンラインで

アロマ教室と助産活動している

Aromaつきあかりのエミです。



いい人ってどんな人??


子どもの頃

身近な大人たちにがっかりするまでは
わたしはいい子だったと思います。


大人にとって扱いやすい子や
親にとっては期待に応えてる間は
「いい子だね」って言われてた気がする。


でもね、いい子でいたいんじゃなくて
「いいやん!」って
そのままのわたしを認めてほしくて


大好き♡愛してる!って言葉にされても
信じられなかったと思うけど

愛されてることを感じたかったんだと思う。


だからかな

わたしは、わが子には「いい子」よりも
子どもらしい・自己肯定感の高い子でいて欲しいと思っています。

 (自由すぎる4歳と繊細な6歳の息子たち)


自分の好きなように生き始めたら
わたしは、まわりの大人から
「いい子」って言われなくなってた。


そんなことを考えないくらい
毎日を何気なく、たまに感動しながら
楽しく過ごしていたのが大学時代。



社会人になるとまたちょっと違って
年功序列みたいなのもあったりで
社会人らしくやってきました。


もう10年前になるけど
地方のあるクリニックで働いていた頃。


すごくクセのある院長と
大好きな先輩助産師がいました。


地方のクリニックだったからか
院長は、わたしの学歴や経歴を出しては
(准看、正看、専門卒助産師、大卒助産師…がいたから)


「〇〇出身ですごい、いいやつだから」と

スタッフや受け持つ妊婦さんたちに言った。


そんなのどうでもよくない!?
すごく嫌でバカにされてると思ってた。


わたしは、どこ出身だとしても
ただ一生懸命看護や助産の仕事をしてるだけ。


でも、できるだけ冷静な顔をして
ここは院長のクリニックだからと割り切った。


心では、ちがう、そうじゃないっ思ってる。
そんな自分がどんどん嫌いになっていった。


院長が「できる」と評価しなかった先輩は
患者さんや同僚からも信頼されている
ほんとうに素晴らしい助産師でした。


先輩は、ある程度院長の方針に合わせつつ
その中で最大限に患者さんの味方でいたし
あったかい声かけと手厚いケアをされていた。


クリニックに入ったばかりの頭でっかちの
中途採用の私に何でも丁寧に教えてくれた。


あるとき、冬うつもあったのか
ちょっとしたきっかけでわたしの限界がきた。


先生の都合による方針よりも、どうしても
産婦さんの想いを優先したいことがあった。
先生のクセのありすぎる性格にも疲れてきた。


そんなときに、その先輩は
わたしと産婦さんの想いを受け止めてくれた。


大多数や暗黙のルールに従う人が多い中
他人からのどんな評価よりも
自分軸がちゃんとある愛情深い先輩。


あの頃のわたしは、院長にも産婦さんにも
いい人のふりをしていたのかもしれない。

後になって気づいたんだけど、はずかしい。


なんでかもう忘れたけど…

仕事でつらいことがあった帰りに
北陸にいって初めての雪が積もってた。


雪下ろしをしたこともなくて
立ち尽くすしょんぼりしたわたしを見て

「大丈夫〜?」って先輩が声をかけてくれて

おもわず泣いてしまった。


話を少し聞いてくれて、あとは穏やかな顔で
わたしの車の雪を豪快におろしてくれた。


クリニックの否定も肯定することもなく…


あー
こうゆう人が本当のいい人なんだと思った。



自分を守るためでも
よく見られたいからじゃなくて

愛をもって自然と行動できて
想いと言葉と行動が一致していて
まわりをあったかい気持ちにさせてくれる人。


雪が降りつもると先輩のことを思い出します。


離れていても応援してくれてる先輩。


今は違うクリニックで活躍されていて
妊婦さんや母子整体を学んでいるよって
お便りをもらいました。


わたしはいい人とかできる助産師より
自然体で誠実であったかい人でありたい。

10年前と変わらず同じことを言ってる。


わたしもこの地域でがんばろう。
想いを形にしていこう。