日進市・名古屋市で子連れでも通える
アロマ教室をしている助産師エミです。


雑誌の執筆をきっかけに
自分の出産を振り返っています。


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なんで出産のことを書こうと思ったのか?


・・


2回の出産が私をかえてくれたから。



多くのことは無難な方を選んできた。


家族や友達に勧められたからとか

まわりの期待に応えられそうな選択。



特にこだわりがないから

口コミ評価のよさで選ぶこともあった。



もちろん、そんな私でもたまには


こうしたい!これだ!

って直感には従ってきたよ。


大学選び、住む場所、結婚相手…笑



あとは出産場所。

自分の職場だからとか人気だからではなく

納得して産みたい場所を選んだ。


学生の頃から助産院での出産に憧れていた。




いろんなお産に立ち会ってきたから

特に初産婦の時、何かあったら…を

考えると怖かった。




気になっていた助産院見学では

笑顔が素敵な助産師さんが案内してくれた。


広くて明るいきれいな助産院。


入院中に過ごすテレビのない和室

広いお風呂がすぐ隣にある分娩の部屋


分娩の部屋には、分娩台のかわりに

大きめの布団やクッション、産み綱もある!


病院と全然違う!!


家庭的で、時間がゆっくり流れる平和な空気感キラキラ



 (入院した夜の助産院)


なんか落ち着く。好きだなぁ…助産院♡




だけど

ちょっと待って!


何か足りない…


1番気になっていたこと


「何かあった時
 赤ちゃんの蘇生はどうするんですか?」



案内してくれた助産師さん


「ここを開くと、インファントウォーマー
  (生まれたての赤ちゃんをケアする診察台のこと)

があるよ!ほとんど使ったことないけど」



そうだよね。


あってよかった…ないわけないか。

少しほっとした。


私は初産婦だった。これまで助産師として

サポートが必要な子も診てきたからね


自分は絶対大丈夫!

とは思えなかった。



その後続いた、助産師さんの言葉


「助産院のお産いいよー!!
 
 助産院で産んだらすっかりハマっちゃって

 3人目は自宅で産んだよ。おすすめキラキラ




あー


わかるんだけど


なんかちがう。


そうゆうのじゃないの…


私が聞きたかったことはね


助産師さん個人の出産経験じゃない!



自宅出産や助産院出産の魅力じゃなくて


安全に産めそうなのか!?


私自身が納得できる材料がほしいのよ。


不安が和らぐどころか

自宅出産を勧められ、もやっとして帰宅。



その助産院はオープンシステムだった。
(担当助産師が助産院を借りて使用できる)

担当助産師を選ぶことができる。




見学で感じたことを先輩に話したら

別の開業助産師さんを紹介してくれた。



アポをとって、その方に会いに行った。



あたたかく迎えてくれた助産師さん

器が大きくてあったかいおかんだった。


「自分に少しでも不安があったら

 それはママたちも不安にさせるでしょ。

 だから何か不安なことがあれば

 すぐに先生のところに連れてくからね!」



あったかいお茶を飲みながら

体調を気遣ってくれ、いろんな話をした。


「先生のクリニックでも私が担当するし

 問題なければ助産院に戻れるからね。」


誠実さと安心感があった。


この助産師さんが担当なら

助産院で安心して産めると思い決断した。



妊娠9ヶ月に夫の転勤が決まったが

予定どおりその助産院で出産した。


妊娠後期で初めて訪れる施設で産むより

その助産師さんのもとで産みたかったのだ。

 (つづく)