以前、用具契約するメリットとして
①契約金が高い
②クラフトマンが、個々の選手に合わせ
    クラブの微調整をしてくれる。
③クラブの破損・紛失の際、メーカーさんが
    すぐに新しいクラブを提供してくれる。
(『全米女子オープン』の時、空港でクラ
ブ紛失させられた、比嘉真美子プロは翌日
契約先のPINGゴルフから、新品クラブ届い
たそうです)

しかし、上記メリットがあるにも関わらず、
『クラブフリー』でツアーを戦う一流プロ
もいます。
アンソンジュプロ・申ジエプロ・成田美寿々
プロ等が該当しますが、今回は…

成田美寿々プロに、スポットを当てたいと思
ます。

実は成田プロ、女子ゴルフ界ではかなり異色
の存在です。その訳は…

①アマチュア時代からクラブフリーを通した
②使用ボールもフリー

という点です。

①についてですが、以前も書きましたがアマ
の有力選手は(金銭的理由から)『モニター
』の名目で、メーカーからクラブを無償提供
してもらうのが、一般的です。
(成田プロは、名門・拓大広陵高校出身で
す)

②ですが、実はボール代、プロにとっては
ばかにならない経費です(少しでもボール
に傷が付くと、スピンに影響するので1ラ
ウンドでかなりのボールを交換します)
プロ向けに供給している会社も少ない事も
あり(ダンロップ・ブリヂストン・タイトリ
スト・キャロウェイ4社でほぼ100%ま
かなっています)、『ボールのみ』契約し
ているプロも多いと聞きます。

ではなぜ、成田プロはここまで『フリー』
にこだわるのか?

あくまで私の想像ですが、成田プロは『勝つ
こと』にこだわっているからだと思います。

一見、メリットだらけの用具契約ですが、
実は実戦で使ってみると『自分に合わない』
というケースもあるそうです。
(実際ナイキと契約した、タイガー・ウッズ
、片山晋呉プロは最初用具に馴染めず、違約
金払って元のクラブ使ってた時期があった
そうです)

また、ボールについてもメーカーごとに、打
感等が異なるそうで、成田プロはその時の
コースコンディションに合ったボールメーカ
ーを使いたいから、フリーにしているもの
と考えております。

『目先のお金』より『勝利』にこだわる、
成田プロ。そろそろ賞金女王&アメリカ進出
も果たしたいところです。

今年はどんな結果を出してくるのか?
注目です。