今でこそ、言葉遣いにはすごく気を遣えるようになったんだけどね。
中学生の時、言葉遣いで大失敗しちゃったことがあるんだ。
中学生の時、僕は風紀委員長だったんだ。
委員長の仕事として、校門の前に立って名札が付いていない生徒に呼びかけたり、仮名札を作ったり、挨拶運動をしたりしてた。
ちょうど秋に入ったばかりの頃、夏休み明けかな。
名札を付けていない生徒が多くて!
「さすがに全校生徒に注意しないと!」って思ったんだ。
正義感からの思いだった。
だから次の日の全校集会の時に、全校生徒を前に「なんで名札つけないの?ちゃんと付けてきて!」って言っちゃったんだよね。
いくら同じ生徒に呼びかけるにしても、生徒の代表である生徒会役員がタメ口で強く言い過ぎたらダメだって、先生に怒られちゃったんだ。
その時は納得できなくて、「別にいいじゃん!なんでダメなの!?」って思ったけど…
今となったら強く言い過ぎたなと思える。
こんな経験があるからこそ、それ以降は言葉遣いには気を付けるようになったんだ。
相手が同じ立場であっても、それこそ年下であっても、敬意を払うって大事だよね。