昔、母は編み物が得意でした
足も弱り、今はあまり動けない母。
記憶もたまに抜けるけど
手が覚えたものって忘れないんだなぁ
気分転換と頭の体操も兼ねて
編み物を楽しんでもらってます
夏糸で編んだポシェット3つ
モチーフと脇の部分を母が編み
仕上げは私が編みました
毎日が『こびとのくつやさん』
楽しそうに編む母
でも、実際には目数が違っていたり
そのままでは使えないところも…たくさん…
それを私が
こっそりと深夜に編み直してます
『間違ってるよ』と言うのは簡単だけど…
一時期
『出来ないって出来ない言うな~!』とか
(実際にはそんなことは言ってない)
めっちゃマイナス思考になっちゃって、
『もう編み物はしない!!』となっちゃう
歳をとって、
自分では出来ると思っているものが、
思うようにいかなくて、
ショックを受けたり
イライラしたり…
そしてたぶん悲しくなるのだと思う
だから、
『ここ違ってたから直しといたよ』と言うのは
10回のうちのひとつとか
それか言わないかにしてます
出来なくなったことよりも
今、出来ることで自信をもって欲しい
仕上げなどは元々私が担当ですが
注文多めでこだわりも強い母
母をひとり置いては買い物には行けないので、
手持ちの布を染めてみたりして
間に合わせています
手染めの裏地&ポケット付き
ポシェット完成
次は手持ちのバッグらしい
モチーフ編みは編むのは楽しいし簡単だけど、
色が増えるほどに
糸の始末が大変です
でも、
こびとのくつやさんはがんばりますpq
間違ってる所をこっそり編みなおして、
つなげて
組み立てて
仕上げて
完成
たまに編み針を持ったまま
寝落ちちゃうこともあったけど、
今回も頑張れたかな
正直、めっちゃ大変です
寝る時間なくなるし…
でも、完成したものを嬉しそうに
毎日毎日眺めていて、
『ねえ、見て見て』と
私に見せてくる母を見ていると
頑張ってよかったと思えます
バッグの数が多いのは、
母が嬉しすぎてお友だちに電話して
『あなたにも作ってあげる♪』と
言っちゃうからです
でも、母と繋がってくれている人は
もう少なくなっていて、
今も残ってくれているのは
本当に良い方たちばかり
お礼も兼ねて、みんなの分がんばりました
編み物は一段落かな?
今日から少し眠れそう✨
いい夢をたくさん見ようっと