先日、北青山にあるで開催された「EAT SWEAT HAPPY チャリティーランチョン」へ参加させていただきました。NPO法人(※申請中) PURPLE HEART PROJECTS(以下 PHP)が主催した、2024年12月に開催されるホノルルマラソンに出場するダウン症のランナーの活動資金のファンドレイジングへの理解と賛同を促すことを目的としたチャリティーイベントです。

 

 

PHPの岡田 典子代表は、幼少の頃から周囲の方たちとのコミュニケーションがうまくいかず若くして海外へ。そんな中である日ふと入ったカフェで働くダウン症の人たち。いきいきと働く姿や街に溶け込む光景をみて、こんなカフェを日本でやりたいと、日本でダウン症のカフェを目指しています。現在は自らの経験や出会った人々の協力をへて現在はダウン症の方のホノルルマラソン支援を目指し、奮闘しています。

 

 

21番目の染色体が1本多いことが認められているダウン症は、多くの場合発達に遅れがみられるそうです。まだ原因がわかっていませんが、高齢出産で可能性も高くなっているケースも多いとか。この日は医師の竹田先生からもお話がありました。

 

 

今回支援を決めたのは、田口海さん。ビデオにも登場してくれましたが、とっても明るく、10歳からSUPレースやSUPサーフィンを始めその姿も披露してくれました。中学3年生の夏、マウイ島のパドルイベント「Paddle Imua」のリーモートチャレンジレースで家族とともに10Mile16kmのSUPレースを地元の海で完漕もしたそうです。ダウン症の場合、伴奏者が必要だったりと費用も多くかかるといいます。ホノルルマラソンへの出場が実現するといいですね。

 

ダウン症の子供を持つプロ野球の横浜DeNAベイスターズ前監督、アレックス・ラミレス氏も、2020年4月に一般社団法人「VAMOS TOGETHER」を立ち上げ、障害のある子もない子も一緒にスポーツなどに取り組める機会づくりに力を注いでいます。

 

 

ダウン症のランナーであるクリス・ニキッチ氏からのビデオレターもありました。幼い頃から何度も手術を受けなければならなかった他、4歳になるまで歩けず、5歳になるまで固形物は食べられなかった幼少期を経て、2020年にダウン症患者として世界初のアイアンマンレース(約226km)を完走。先日は来日をされ、東京マラソンに出場し完走しました。

 

障がい者と共にあるサステイナブルな社会づくりに理解を示している米澤 文雄シェフとフィランソロピー プロデューサー中嶋 弓子氏とのトークセッションもありました。中嶋氏は「食べて、汗かいて、幸せになろう」をテーマに障がい者のスポーツ競技参加や社会進出支援と、その広報活動を行っています。また実際にダウン症の兄弟を持ち育った米澤氏のリアリティーのある話もお伺いすることができました。また当日は弟さんも参加。米澤シェフの料理人とは違う一面を垣間見ることができました。

 

この日は米澤氏の古巣である『The Burn』で、チャリティーイベントが開催され、ヴィーガン料理が登場しました。イベント趣旨に多くの方が賛同参加されていました。

 

 

2024年のホノルルマラソンで田口海さんが見事完走できるよう多くのチャリティーが集まるといいなと思います。

 

 

PURPLE HEART PROJECTS