1年半ぶりくらいに訪問した『ARMANI / RISTORANTE(アルマーニ / リストランテ)』。あの世界のファッションブランド「アルマーニ」が経営するリストランテです。世界的なブランドの運営するレストランらしく、料理も空間もエレガント。優美ながらスタイリッシュな時間を過ごさせていただきました。

 

▼インスタグラムのリールでもご紹介していますので世界観は是非こちらで▼

 

 

 

今回は、7皿のコースメニュー 15,000 円をいただきました。ランチョンマットやカトラリーはカーザアルマーニのもの。シャパンゴールドの弾ける内装に合わせて、泡のような模様が施されたカトラリーとエレガントで優しい色合いのコーディネイト。

 

 

 

玉ねぎの"テゴラ"というパリパリの薄いチップスが登場しました。

 

アミューズグールは階段のようなスタイルで3種登場。

 

 

竹すみで作ったロゴ入りのサブレでサワークリームのパンナコッタをサンド。上にはキャビアと金箔が乗っています。美しすぎるアルマーニリストランテの定番です。

 

 

2月の訪問でしたので、もちろん恵方巻き。私も登場した時に、あ!っと叫んでしまいました。とはいえそれはもちろんご飯を詰めたあれではありません。軽く燻製したハマチを春巻きの皮で巻いて、上にはゆずのゼリーを乗せた、可愛らしいものでした。確実に日本のアルマーニしか登場しないメニューですね。

 

ニョッコフリットはまるでお花のように登場しました。ハムは熊本牛の腿肉で作ったブレザオラを使っていて、濃厚な味わい。揚げた生地にも負けません。

 

こちらが熊本牛で作ったブレザオラです。

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ブリオッシュが登場しました。アルマーニはパンも自家製。これも美味しい。

 

 

 

 

車海老 昆布 カリフラワー キャビア

キャビアがたっぷり。スタートから目を惹く贅沢な前菜から登場しました。前回もスタートは車海老かオマールだったような。スタートは海老なのかしら。

カリフラワーのムースの上には、大きな車海老がどんっと乗っています。上にもカリフラワーのチップ。しっかりした味わいと甘味のある車海老に、カリフラワーの優しい甘味が加わります。この味をぐぐーっと引き上げるのがキャビアです。食感のアクセントにクルトン。楽しくインパクトのある料理ですね。

 

ドライトマトのパン

 

 

パスタ エ パターテ

カルミネシェフのアイデンティティーを表現する料理の一つ。故郷イタリアの料理をアルマーニの料理として昇華させたものです。ナポリの郷土料理"パスタ エ パターテ"="パスタとジャガイモ"をご自身の中で再構築し、じゃがいもとパルメザンチーズのムース、そしてトリュフを合わせてラビオリにしています。

 

 

トリュフの香り高く、そして優しい味わいのジャガイモとアクセントのチーズ。一口で食べちゃうのは勿体無い、でも一口で食べなければいけない悩ましい料理でした。口の中でトリュフが温度を帯び、また香り高く広がりました。

 

 

平目 燻製キャベツ レモン

魚料理と肉料理はミニマルな感じで登場します。食べる前から燻製の香りが漂って。ソースは浅利とポロネギのソースで、上には藁で燻製したキャベツとレモンのピュレという味の構成。ソースは結構濃厚でしたが、レモンの味もしっかりしていて、爽やかな仕上がりの魚料理になっていました。

 

 

 

 

牛ほほ肉 ポレンタ サルサヴェルデ

トロトロに火の入った牛ほほ肉は長時間ブレゼしているのでとっても柔らか。トロトロでスプーンでカットできるほどです。ほうれん草のソース、ポレンタと合わせたコクがありながらも柔らかなテクスチャーも。上にはトリュフを乗せて。

 

 

苺 金柑

佐賀県産のいちごさんと金柑のコンポートに苺のグラニテを合わせています。

 

 

 

 

 

 

上のドーム型のものは苺のソース。ナイフで割るととろぉ〜っとソースがでてきます。苺のさまざまな味を堪能できる真っ白な空間に際立つ真っ赤なプレドルチェでした。

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ティ・ラ・ミ・ス

そしてティラミスのエレガントなことよ。だれもが知っているティラミスは、バットに作ってスプーンですくっていただくものですが、それがこんな美しいミルフィーユ仕立てに再構築されていました。マスカルポーネのジェラート、抽出したコーヒーのエキスで作ったクリーム、そしてプラリネチョコレートを重ねています。こちらも金箔。中にちょっとナッティなチョコレートの粒みたいな食感がしてこれが絶妙なアクセント。思わずこのチョコレートの銘柄まで聞いてしましました。

 

小菓子は、ヌガー、文旦とレモンのタルト、メープルのフィナンシェ。

 

今回はコーヒーをいただきました。

 

 

セザンのダニエル・カルバートシェフもそうですが、アルマーニの料理もプレートは真っ白。ここにミニマルに料理が置かれます。空白の美、そしてお皿の模様や艶感もビジュアルの一つ。ここにぎゅう〜っと凝縮感のある料理が置かれています。

▲コース外の料理。大分県産サフランをふんだんに使ったリゾット。

 

カルミネシェフの作る料理の味わいは黄金比率。食材を丸くまとめ微細な味わいまですが、ところどころ、クルトンの食感だったり燻製だったりしてリズムを作っていました。実は2度目の訪問でしたが前回は料理がまだ確立されておらず、ブログでご紹介ししていませんでした。しかし今回はいいチームができつつあるなという感じでした。エレガントでチャーミングなサービスと存在感のある料理の数々。

これからのチームアルマーニの料理が楽しみですね。

 

 

 

 

ARMANI / RISTORANTE(アルマーニ / リストランテ)

東京都中央区銀座5丁目5−4 アルマーニ / 銀座タワー 10-11F

03 6274 7005

月曜定休

 

 

 

 

 

 

 

アルマーニ リストランテイタリアン / 銀座駅有楽町駅東銀座駅
夜総合点-