今回はこちらの本の紹介です!
ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために (生活人新書 334)/荻上 チキ

¥735
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この本は、様々な情報が飛び交う「情報化社会」において、ダメ情報に振り回されないようにするかということについて、三人の論客が解説しております。
荻上チキ氏は、ダメ情報の流布には一般市民が知らぬ間に加担することがあり、自らがダメ情報を流布させないよう気をつけねばならないということを解説しております。
飯田泰之氏は、読み取り能力の基礎能力としてのメディアリテラシーについて説明し、ダメ情報の捨てかたについて解説しております。
鈴木謙介氏は、メディアリテラシーが政治的にどのような意味を持つのか、情報の偏りとメディアリテラシーの関係について解説しております。
この本の面白いところは、三人が違う角度からメディアリテラシー・ダメ情報について切り込んでいる所に限ります。ここが他の所謂データの誤り検証モノとは異なるとこでしょう。
私自身が考えさせられたのが荻上氏の、我々一般人もダメな情報も有益な情報も簡単に流布することができてしまうため、ダメ情報を流さないよう気をつけなきゃいけないって主張です。
Twitterをやっていれば特にわかると思うのですが、嘘もホントもTweet・Retweetのボタンを一つ押すだけで一瞬にして多くの人に情報が拡散される。それが本当に正しく有益なものであればよいのですが、誰かを傷つけたりするものであったら取り返しがつかなくなる。
今日のように情報発信が容易になった社会に生きている以上、発信する側の情報判断能力が求められるのは社会的に当たり前のことなんだなぁと考えさせられました。
情報とのつきあいかたについて考えさせられる一冊なので、読む本悩んでいる方・情報を誰かに公開している方は是非一読ください!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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