今日は昨日の予備校浪人の続きです。
予備校に通うことのデメリットを簡単に解説します。
まず、予備校に通うことのデメリットで一番大きなものは、授業の予習復習のマネジメントが大変すぎる、というものです。
だいたい、国数英の場合、一つの教科につき、3から4つくらいの分野に分かれて授業がなされます。英語なら英文法・長文読解・精読・英作文などなど…
これが国立志望なら単純計算で3×4=12コマ
そこに理科や社会も加わるのだから、かなりの数のコマ数になります。
そして、予備校の授業というのは、一回あたりの授業の内容というのはかなり濃密です。90分(S予備校は50×2分)授業の中にかなりの分量のポイントが詰め込まれているのです。
これらは多くの場合、予習前提で授業が組み立てられているため、予習に多くの時間を費やすことになります。
そして、授業で予習でわからなかったところを確認し、授業後その内容を復習します。
ここで、授業数が1個や2個ならいいんです。
先ほども申し上げましたが、とんでもない数のコマ数をこなすわけなんですよ。とんでもないコマ数の予習・そして復習。
予習が終わったかと思いきや、今度はその日の復習。
復習が終わったかと思ったら次の日の予習。
いかがですか?
最初のうちはいいのです。
しかしながら2月ほどたつと、一番最初の方の授業内容が抜けてき始めるのでその分の復習もやらなければならない…
などなど、相当授業振り回されることになるのです。
この中で自分の弱点を克服したり、過去問演習をしなくてはならない。
この辺りをいかにうまくやるかが予備校活用の焦点なような気がします。
次は先ほどのものに関連しますが、予備校の授業は気をつけないと全く身に付かないということです。
わかっているとは思いますが、授業聞いてその場で理解したからって、入試は解けるようにならないんですよ。自分でその内容を咀嚼して、自分で再現できるようにならなくてはなりませぬ。
ただ、復習をロクにしないで満足している状態に陥ってしまう方が少なくありませぬ。その辺りの意識の問題もポイントになってくると思います。
もう一つ、大きな問題
それはやはりお金の問題でしょう。
いくら入塾テストでいい点取って減額してもらっても、なんだかんだで10~70万はかかるわけです。
しかもこのお金、一括で入塾時に支払うわけなんですよね…
言うまでもなく、デカいです。
もちろん日本学生支援機構なんかの援助を受けることは可能です。しかし、それでもいつかは返済しなければならないですし、なかなか厳しいところであります。
昨日からの記事をまとめますと、予備校浪人に向いているのは
・お金のことは目を瞑れる
・授業の予習復習を徹底して授業内容が消化できる
・ライバルが欲しい
こんな人だと思います。
では、次回は宅浪について解説していきます!
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