地下鉄の入り口で 天使に「サヨナラ」と言われた日から 
私の目は少しずつ見えなくなった。
         (作・絵 ジミー<幾米>   訳:宝迫典子)



絵本の題名が「地下鉄」なのに表紙を開いたら、この文章で始まるお話し。
!5歳の女の子の心の中を描いた絵本。
文章も深いです。そして絵も素晴らしい!
一行ずつ書かれている女の子の心の言葉を、細かい描写が絵で表現されています。


主人公の女の子はだんだんと目が見えなくなり、そして世界が暗闇になっていきます。
まるで迷路の中に入っていくように‥…。
暗闇の中に迷い込み、出口などないように思う悲しみ。
そんな中で女の子は蝶の羽音を聞いて気づくのです、花咲く庭があることを、そして
心に輝きはじめた かすかな光を‥…。



どんな人も、人生の中で幾度となく迷路に入り込みます、このお話しはそれを「地下鉄」
という形で表しています。
その暗闇から自分で気づき地上にでる強さが必要です。
この女の子のように。自分の素材をしり受け容れて進む強さ、そして自身の運命を切りひらいていくのです。


幸せとは何か?何も恐れることなく進む勇気。そして愛し愛されている喜び。


自分を信じる心があれば道を見つける事が出来る。


私もそうして生きてきました。


深い絵本ですね。一冊の絵本が15歳の自分に戻ったり、人生を考えたりできる、
まさにインナーチャイルドです。


この絵本の表紙の裏に書かれている文章です。



閉じこもるだけの生活から一歩を踏み出した 盲目の少女
手をのばせば そこに幸せはあるの?
遠い日の記憶へ まだ見ぬ未来へ
地下鉄に乗って 少女の旅は始まる。



「あきらめ」と「希望」
「悲しみ」「喜び」
「闇」「光」
交差する様々な思い出の中で繰り広げられる
幸せを探す物語
   (地下鉄 ジミー<幾米>)