ダンスレッスンが終わり、各々帰る時間になった


今日は何となく夏鈴と帰りたい気分


マネージャーさんに夏鈴の場所を聞いてみたら、分からないという。またひとりになれる場所を探しているのだろうか


本当に猫のようだと最近はよく思う


夏鈴が居そうな場所、、暗いところ、?違うな、、今日は雨が降っているから窓があるところかもしれない


夏鈴は4階の奥の部屋にある窓で外を眺めていた



「夏鈴、、もう帰るよ」

「っ、、びっくりした、ひかるか」

「またかくれんぼしてたの?」

「違う。今日は雨降ってるから眺めてた」

「そっか」


夏鈴は今何を考えているのだろうか、雨を眺めて何を思うんだろう


「夏鈴はさ、」

「うん」

「雨とか景色眺めて何か考えたりする?」

「、、何も考えないときもあるし、考えたりもするかな、」

「今は何か考えてたの?」

「世界からひかるとか保乃、、山下ちゃんとかいなくなったら私何するのかなーって考えてた」

「、、何するの?」

「最初は私もすぐいなくなるんだろうなーって思ったけど、やっぱり私が動けなくなるまでみんなを探すかな」

「ふふ、みんなかくれんぼしてるのかもしれないですね」

「あ、山下ちゃん」

「森田さんと藤吉さん捜索されてましたよ?猫2匹いないー!って」


1匹の猫を探すつもりだったのに私まで猫と呼ばれるとは、、


「猫さんたちは同じ思考になるんですかね」

「じゃあ山下ちゃんも猫だからここに来たんだね」

「そう、、かもしれないですね」


瞳月ちゃんが来てから私たちは夏鈴が考えていたことについて話を広げていった


「あ、私藤吉さんがいなくなったら、、のところで山下ちゃんって言ってくれたの嬉しかったです」

「なんとなく浮かんだだけだから」

「それが嬉しいんだよー、ね、瞳月ちゃん」

「そうですよー、」

「ねえ、、そろそろ帰る?」

「あ、!時間やばいんじゃないですか、!?」

「絶対やばい、、」



その後ダンスレッスン後の私たちとは思えないくらいの速さでみんなのところに戻ったけど、みんなほぼ帰っていて、残っていたのは松田と保乃ちゃん天ちゃん、そしてめちゃくちゃ怒っているマネージャーさんでした。


その後のバスでは、瞳月ちゃんと、夏鈴が隣同士で座っていろいろと話してたみたいです


「なあひいちゃん、猫3匹の集会どうやった?」

「もお、、」


私たちが3人で話しているとしばらく保乃ちゃんに猫3匹で集会してるやん。なんていじられる日が続きました




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今日この時間、雨が降っているからなんとなく書いてみたけど、、何なんだろう、、この話、。


リクエスト送ってくださった方こんなのですみません、、