風が春っぽくなってきた、、朝は寒いけど。

私はいつも1番に学校に行く。誰もいない教室でぼーっとするのが好き。だけど、最近は受験生ということでそれとなく勉強をしている


今日はー、わたくし森田さんは、先週頑張ったから早退しちゃおうかなー、、という事で今日も1番で学校についた


「あれ、ひいちゃん」

「え、!保乃ちゃん久しぶり」

「ふふ、うん」

「、、なんで今日こんなに早いの?」

「ひいちゃんママにひかるは7時に家出てるーって教えてもらったから保乃も早めに出てみた」

「そっか、」


なんですかそれ可愛すぎる


「ひいちゃんってさ、櫻総合高校行くん?」

「あー、そうだよ、、中の下だけどね、、」

「ふふ、保乃も中の下の櫻総合に行くんですけどー」

「え、!そうなの、?」

「うん!入試まで頑張ろうな、!」


保乃ちゃんって春みたいな人だよな、、可愛い


って、今日の早退の理由は何にしようかな、職員室には、、いました小林先生


「失礼します、小林先生に用事があって来ました」

「ん、?ひかるちゃんどうしたの?」

「あの、今日、、」

「あー、ちょっと待ってひかるちゃん来て」


何何怖い怖い、、怒られるか、?電話される、?いやでも、受験生なのにとか、?いや違います、学校より家の方が勉強出来るんです、5時半から塾で自習もするので、、小林先生の美しくて可愛くて暖かいお顔を怒りのお顔にしないで下さい、お願いします、、


「ひかるちゃん座って」

「はい、」

「早退でしょ?」

「はい、、」

「そんなに先生のこと嫌い?」

「いやいや、、!違くて、先生のことは好きです、愛してます」

「へー、じゃあなんで早退したいの?」

「、、家の方が勉強できる、」

「はぁ、でもまあ、確かに、、調査書も高校に提出したし出席日数は関係ないし、後はひかるちゃんの頑張り次第だから、、良いか」

「いいんですか、!?」

「しょうがないからねー、」



よし、帰ったら歴史と公民の勉強をしよう、



結局3時間目をちょい早めで終わらせました。松田にはめちゃくちゃ言われたけど、これも勉強のためと思えば、、うん、、てかお母さんまだ仕事行ってないしなー、いつもの公園で暇つぶしかな、



「ひいちゃーん、!」

「え、?なんでいるの、、?」

「そんなお化け見つけたみたいなテンションやめてや」

「ごめんごめん、」

「保乃頑張ってひいちゃんのこと追いかけてきたのに、、えらいやろ?」

「偉いかと言われたら、、」

「え、ひぃちゃんのためなのに、、」


何だか去年喋った時よりも保乃ちゃんは幼くなった気がする。クラスが違うからなんとも言えないけれど、、まあ結局保乃ちゃんは偉いということで、、



「なあ、もう家帰っちゃうん?」

「いやー、お母さんいるからまだ帰れないんだよね、、」

「ふーん、じゃあ保乃んちで勉強でもしますかー?」

「、、そうしたいです、」


嫌そうな雰囲気はだされつつこれを断ったら保乃ちゃんが不貞腐れることは知っているのでついていった。保乃ちゃんママはいないんだな、、


「おじゃましまーす」

「はーい、お菓子持ってくから保乃の部屋行ってて〜あ、部屋わかるやろ?」

「わかるよー、失礼しまーす」


保乃ちゃんにしては綺麗すぎる部屋、、てか洗濯物自分の部屋に干してるんだ、、


「あぁぁー!!待って保乃の下着見んといて!!」


見ちゃった、、


「、、見たやろ」

「見てない」

「何色やった?」

「、、黒と赤の結構、えっちなやつ、」

「見てるやん、、もお、、」

「あはは、、勉強しますか、、」



それから私と保乃ちゃんは5時近くまで勉強していた。休憩する時間に浮かんでくるのは真っ赤になった保乃ちゃんの顔と大人っぽすぎる黒と赤の下着



「あのー保乃ちゃん」

「んー?」

「あの下着ってさ、もう着て誰かに見せたり、、した?」

「してるわけないやん、!!、、あ、ひいちゃん見たいんやろ」

「、、別に」

「本当は?」

「少しだけみたいかも」

「素直に言ってくれないと保乃見せたくないなー」

「、、見たいです、」

「ふふ、じゃあ、、見せてあげる」