「ひいちゃん〜!」
「ほのちゃー」
「ひいちゃんはほのとけっこんやろ〜?」
「うん!ひいの結婚あいてはほのちゃ」
保乃の結婚相手はひいちゃん。ずっとそう思ってた。けど、ひいちゃんは変わってしまったんだ。
「なあひいちゃん?」
「どうしたのー」
「保乃のこと呼んで?」
「田村?」
「ひいちゃん嫌い」
「え、、」
この意味がわからなすぎる流れを今年になってから20回以上している。それでも、ひいちゃんから来るものは全て田村。あの頃とは変わってしまったん?ほのちゃー!って呼んでくれてたやん、
松田side
本当にこの人たちは鈍感すぎて見てて頭が痛くなってくるよ
「ひかる、へたれだね」
「ほんまやなでもひかるはヘタレなのが可愛い」
「あはは、、保乃に潰されるよー」
「保乃も保乃よな、名前で呼んで欲しいんなら言えばいいのに、、ちょっとアドバイスしてくるわ」
「はーい」
何かと楽しんじゃってる夏鈴。貴方は天がいるから余裕ですねぇ?....あれれぇっ、傷心中のへたれさんがいるぞー。
「ひかるちゃんっ、へたれだねぇ」
「うるさいなぁ」
「痛っ、」
へたれ森田ちゃんは私の手を噛みました。これはご褒美、?
保乃side
待って待ってなんでひいちゃんまりなちゃんの指噛んでるん、許さん
「保乃保乃、」
「んー、どしたん」
「夏鈴式好きな子振り向かせる方法教えたるわ」
夏鈴ちゃん式のひいちゃんを振り向かせる方法を聞いた保乃は試すことにした
「ひいちゃーん!!」
「何ー?えっ」
「ふふ、幼稚園の頃はよくひいちゃんとぎゅーしてたよな、?」
「してないし」
あかんか、、次やな
__放課後図書室で
ひいちゃんはいつも授業が終わると走って図書館に行っている。だから今日もいるはず、、いたわ
「なあ、、ひいちゃん、 」
「あれ、田村めずらしい」
「ちょっと悩み事があるんやけどええ?」
「うん、」
「最近ストーカーされてるんよ」
「え、
「殺されるかもとか襲われるかもしれんと思ったら保乃怖くて、、」
「わ、私が田村のこと守るよ」
「本当に、、?」
「うん、、」
結構名演技やと思う。こんな嘘ついたらダメやけど、これはひぃちゃんが振り向いてくれるため。
「その、田村が安心するならこれから人がいない所でならぎゅーしてもいいけど、、」
「ほんまに、!?」
「うん」
あの後ひいちゃんが一緒に帰ってくれて、怖いから一緒に寝て欲しいなんて言ったら、渋々布団に入ってきてくれて久しぶりにひぃちゃんの寝顔を見ることが出来た
寝顔は変わってないな、、
ひいちゃんがストーカーを心配して保乃が何も言わなくても一緒に帰るようになった。手を繋いだり、一緒に寝たり、お風呂にも入ったりするようになった。
最初は抵抗が凄まじかったけど、保乃のことそんなに嫌いなん、?なんて言ったら普通に入ってくれた。それと最近、、
「ひいちゃん寝よー」
「まだ寝ない」
「ストーカーもこんな時間には来ないと思うで」
「わかんないよ」
昨日夏鈴ちゃんがそろそろひかる気づくかも、なんて言ってストーカー役をしてくれた。昨日のあれは本当に怖かった。けど、ひいちゃんが追い払ってくれた。その後のひいちゃんは大泣きしとったけど、
はっきり言って好き。愛してる、きっとひいちゃんの頭は保乃でいっぱいやと思う。私物化出来ひんかな、
「ねえ保乃ちゃん、、」
「んーどしたん」
「私悪いことしちゃった?なんで今日ぎゅーしてくれないの、、」
「あ、考え事してたんよ、おうち行ったらいっぱいしような?」
「夏鈴夏鈴、へたれのひかる様がへたれじゃなくなってるんだけど」
「ふふ、夏鈴のおかげかもな」
「てか保乃ちゃん呼びになってるし夏鈴って何者、、?」
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裏のシチュこういうのがいい!みたいなのありませんか、!