2、「求めているものを明確に具体的に肯定的に決める」とは?
さきほどまでの「明確に」「具体的に」ということで言えば、
残業時間を減らそう→1つの仕事にかける時間を10分以内にする→やることをリスト化してやらなくてもいいことは省く
などと言えますね。
そして、もう一つの大事な要素「肯定的に」も含めて目標を考えていきます。
例えば、否定的な目標だと「残業しないようにする」「売上が下がらないようにする」といった「〜しないようにする」という目標です。
「残業しないようにしましょう」といくら会社から言われていても残業してしまうように、否定的な目標は、否定的な行動に繋がります。
これを肯定的な表現に変えると
「定時で帰ろう」となります。
言われた方もそのために頑張ろうとなりますよね。
目標を明確に具体的に肯定的にすることで、達成に必要な行動に繋がります。
3、「求めているものを明確に具体的に肯定的に決める」を実践した結果
「求めているものを明確に具体的に肯定的に決める」というのを、職場で実践してみました。
・残業時間を30分減らそう
→チーム内でお互いの業務を把握するためのミーティングを1日3回やることにしました。
仕事を十分に抱えているのにもかかわらず、お願いされた業務をさらに請け負ってしまっているメンバーがいたので、まずは全員が「残業時間を30分減らそう」という前提で業務分担をしました。
その結果、見事にチーム全員の残業時間が30分減りました。
・チーム内で毎日コミュニケーションをとる
→1日1つ褒める。
普段から、褒めることも褒められることも慣れていないので、最初はどこから褒めればいいのかわからなかったのですが、「その服素敵ですね」とかでもまずはどこか1つ褒めるっていうのを実践しました。
お互いが相手のいいところを探すようになり、だんだんとチームの内の空気が和やかになって、仕事を進めやすくなったので、今まで30分かかってた仕事も15分で終わるようになりました。
目標を数値化すること、やると決めたことを意識して実践してみることで、業務改善に繋がりました。
4、さいごに
今回は8つの原理原則の1つ目「求めているものを明確に具体的に肯定的に決める」について書きました。
求めているものを明確に具体的に肯定的に描いて行動していくことが欲しい結果に繋がる第一歩だと思います。
明確に、具体的に、肯定的に決めて目標を達成し続ける自分であります。