19年前
グアム旅行から帰ってきて4日後
9.11の事件があった年・・・
帰国後1ヶ月も立たないうちに
主人が 『頭がいたいんだ』 と言い出した
大人って少しの痛み我慢できるけど
くちに出した時点で、気になる痛さなんだろうなぁと思った
頭痛でもなく
発熱もなく
頭の天辺が痛い
ただ痛いというか ヒリヒリする痛さ
頭の中というよりも 頭皮である表面が痛い
との事だった
念のため、頭部なので脳の異常も想像し
会社休んで、市立病院に主人は行った
市立病院と言えど
近郊から患者さんが押し寄せて
救急車をバンバン受け入れる
評判のいい病院なのです
脳のCTスキャンの結果は
異常なし
検査結果に安堵したものの
痛さは変わらずで 次の日からまた会社に行ってました
2・3日経つと
顔に小さいできものが出始めました
『なんか出てきたー』と言って
ムヒかなんか軟膏をチョイチョイ塗ってました
次の日は、そのできものが
水泡になり 6個デカくなっていました
さすがに主人もびっくりして
これじゃ今日会社行けないなと、
朝一 脳外科の先生に電話してました
顔に水泡でピンと来たのか
皮膚科に連絡しとくから
すぐに病院に来てください
と、言われたようです。
その時 『帯状疱疹だなぁー』と言ってたそうです。
私たちは 帯状疱疹なんて病気知らないから
1回じゃ 病名覚えられませんでした
私は主人連れて病院に行きました。
皮膚科に直行で行くと
診察前なので 患者さんがずらぁーと待っています。
座るスペースもなく立っている患者さんもいて
ざっと皮膚科だけでも30人は待っていました。
看護婦さんに ○○ですと伝えると
すぐに車いすが運ばれ
顔にはガーゼをかぶされ
お待ちくださいと言われました
主人恥ずかしかったのか
『ガーゼとってよ』と私に言いました。
私も プって笑いそうになったけど
意味あるからガーゼ付けてんでしょ
って取りませんでした
5分くらいで、すぐ呼ばれました
初めて皮膚科の先生に対面します。
先生なぜかニコニコしてて若い先生で
ガーゼ取って症状見た途端
即入院です と。
主人は重症でした。
のちの診断書にも 重症 と書かれていました
大抵は身体に出る 帯状疱疹が
主人の場合は 顔に出たのです。
主人はバリバリ仕事人間ですので
お決まりの
入院なんてできません!
と、騒いでましたが、帯状疱疹の後遺症や
治療方法など説明を受けているうち
入院を受け入れました
私はそのまま 入院手続きに入り
病院内は歩き回ってはいけない との事で
トイレ・シャワー付きの個室でした
免疫力の落ちている人には
うつるそうで…
特に入院患者との接触は要注意でした
主人は個室で満足してましたけど
退院まで8日だったかな?
入院中に1回
〈訂正〉 何回か…だそうです
喉に神経ブロック注射を打ちました
後遺症のリスクをなくすためだとかなんとか・・・
帯状疱疹が顔に出ると
顔崩れます
入院後次の日 顔見た時
右半分崩れてました
退院後は 元の顔に戻りましたけど
眉間のあたりの水泡は破れて
ぐじゅぐじゅになってましたので
未だに傷が残っています
若き日の小林旭張りのイイ男なのにニヒヒ
傷ができたおかげで益々イイ男になりましたアハハ…
皮膚科の先生は主人を羨ましがってました
僕も早く 罹りたいんですよ~帯状疱疹
ウツシテほしいくらいです~と ハァ?
レアな患者に 嬉しそうな感じが受け取れました
早ければ早いほど 後遺症が残らないと
先生は知っているんですね
帯状疱疹は身体を休める事が一番
看護婦さんが車いすを持ってきたのは
そういう事だったのですね
私はグアム旅行でこの症状が出なくて
心底良かったと、思いました
旅行中に痛い思いをしながら 楽しめませんから
仕事が忙しいさなかの旅行でしたので
疲れがあったのかもしれません
いま思えば…ですが
帯状疱疹 相当 辛かったと思います
でも主人曰く
一番 辛かったのは
神経ブロック注射だったと言っています
男の人は痛みに弱いですからね~
陣痛なんて体験したら失神すんだろうなぁ~
帯状疱疹は皮膚科です
主人は 注射のおかげか
一切の後遺症もなく過ごしております
12月8日の太陽