もともとすごい強靭な体力の持ち主である90歳の父、やはり今回も持ち直し、入院して数日でグングン回復している、らしい、という連絡が妹から来ました。


らしい、というのは、コロナのせいで面会もできず、会えないから本当にどの程度回復してるのか、家族は知る術がなし。医師や看護士さんの言葉や、本人の声の調子から判断するしかなかったのです。


看護婦さんか、医師から連絡があり、それを母が聞き、そしてそれを妹が聞き、それをわたしに伝えるという伝言ゲーム。


更には公衆電話が病棟内に無いため、携帯電話の無い父と直接連絡を取る方法が無く、父は看護婦さんに頼んで病棟の外に出て、公衆電話からたまに家に電話かけるくらいで、かなりもどかしい感じでした。


ただ、連休前には医師から、退院してもよい、しかもきつい仕事で無いのなら働いてもいい、と言われたそうです。


改めて父の回復ぶり、すごいと思いました。


胸に水も溜まってる、湿布貼ってますか?と言われたほどレントゲンでは、肺も真っ白やったんとちゃうの?この前まで。


やはり戦争を乗り越えてきた昭和一桁生まれは違うなー。


というわけで本人は連休前には退院する気満々でした、が、唯一反対したのが母。


父が居ない間、おさんどんから解放されて、なんとかその楽な日々をキープしたいと思ったらしい爆笑


ただ母曰く、連休中にまた体調悪くなったら困るから、という理由だ、と主張してましたが


母の必死のお願いで、退院は連休明けになりました。


退院直前に父と初めて電話で話したのですが、話した感じでは、ボケなどは起こってなさそう。話している際、父の息切れが気になるのと、難聴が悪化したような気がするくらいでした。


そして今朝病院に迎えに行き、無事退院してきました。


二週間ぶりに見る父は、顔面蒼白、自力で歩行はしているものの、何となく足元がおぼつかない気も。体も痩せたまま。そして話すと息が切れてる。


ほんまにこれで退院していいのかな?けど、お年寄りは入院長引くともっと厄介なことになるというし。


にしても、百までは余裕で働くと思ってた父も、なんかこれを契機に弱ってくる気がした今日でした。