おかしの木3
世界でたった一つのケーキだ。
「天国にだって、ない」
心に花が咲く。
「天国のおかしの木にも花は咲くのかな」
その花も食べれるのだろうか。“ここ”のチョコレート・コスモスは、食べてもおいしくない。
ふと立ち寄った果物店。白い小花の咲く木があった。それこそは、まさに『フェイジョア』。『食べれる花』が咲く木だ。
一ついただいて、食べてみた。
「わたがし!」
こんな花が本当にあったなんて。遠い外国には天国の木が生えている。
いやひょっとしたら、天国は、この地球のどこかにある・・・?
「天国にだって、ない」
心に花が咲く。
「天国のおかしの木にも花は咲くのかな」
その花も食べれるのだろうか。“ここ”のチョコレート・コスモスは、食べてもおいしくない。
ふと立ち寄った果物店。白い小花の咲く木があった。それこそは、まさに『フェイジョア』。『食べれる花』が咲く木だ。
一ついただいて、食べてみた。
「わたがし!」
こんな花が本当にあったなんて。遠い外国には天国の木が生えている。
いやひょっとしたら、天国は、この地球のどこかにある・・・?
おかしの木2
弟とおままごとをすると、必ず泥団子を食べてしまう。じゃりじゃり、口を歪める弟、口に手をつっこんで吐き出させる母。
「まさか本当に食べてしまうなんて」
子供には、見境がつかない。この世は天国ではないと、うすうす感付き始める年頃かもしれない。
同じ食べるならバナナにリンゴ、ナシにカキ。少女は果物好き。イチジク狂の母が成らせた実をジャムにし、ジュースにし、保存する。
「果物の木こそ、天国の木だわ」
作ったジャムでロールケーキを焼く。街に出ればケーキ屋さんがあるが、自分で作ったケーキは一味ちがう。
「まさか本当に食べてしまうなんて」
子供には、見境がつかない。この世は天国ではないと、うすうす感付き始める年頃かもしれない。
同じ食べるならバナナにリンゴ、ナシにカキ。少女は果物好き。イチジク狂の母が成らせた実をジャムにし、ジュースにし、保存する。
「果物の木こそ、天国の木だわ」
作ったジャムでロールケーキを焼く。街に出ればケーキ屋さんがあるが、自分で作ったケーキは一味ちがう。
おかしの木1
天国には食物のなる木があるという。カップラーメンや餅がぶらさがっているそうだ。
「おかしの木は?」
小学生の女の子が母親に聞いた。
「もちろんあるよ」
チョコレートのなる木、ガムのなる木。
「花はどんな匂いがするんだろう?」
チョコレート・コスモスを初めて嗅いだとき
「おお、チョコレートだ」
と思わず声に出してしまった。見た目は、ぱっとしない。茶色い花びらの小振りの花だった。でも、匂いは、甘くほろ苦い。まさに『おかしの匂い』だった。
小さな子供だったら、口に入れたかもしれない。
「おかしの木は?」
小学生の女の子が母親に聞いた。
「もちろんあるよ」
チョコレートのなる木、ガムのなる木。
「花はどんな匂いがするんだろう?」
チョコレート・コスモスを初めて嗅いだとき
「おお、チョコレートだ」
と思わず声に出してしまった。見た目は、ぱっとしない。茶色い花びらの小振りの花だった。でも、匂いは、甘くほろ苦い。まさに『おかしの匂い』だった。
小さな子供だったら、口に入れたかもしれない。
