おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)/中山 七里
¥1,470
Amazon.co.jp


今回は中山七里さんの『おやすみラフマニノフ』を読みました!


なので感想を書こうと思ったのだけれど……


実はこの作品はシリーズものでして(2作目)、しかも個人的には前作の方がインパクトが強かったし面白かった!!


ということで、前作の『さよならドビュッシー』の感想を先に書くことにしようかな、と(笑)。


さてさて、『さよならドビュッシー』は第8回このミステリーがすごい!大賞受賞作です。


だが、しかし。


ミステリー小説としては、その、なんていうか……微妙(苦笑)


だって、最初の方(多分20ページくらい)を読んだ段階でオチが予想できるんだもの。

これはミステリー小説にとって致命的でしょう!

しかも、そのオチってヤツが色々とツッコミどころ満載っていうかなんていうかだし、ピアノ講師+探偵役の登場人物・岬洋介はあまりに出来ずぎた設定だし……まぁ他にも色々と物申したいところはありました。


なんだけど、途中で読むのを止めようとは思わなかった。

むしろ、気づいたらこの世界観に引き込まれてました。あら、不思議!


まず特筆すべきなのは、クラシック音楽の描写の素晴らしさ。

私は別にクラシック音楽に造詣が深いわけでもないし、楽器も弾けません。

それなのに、読んでるうちにまるで自分が演奏しているかのような錯覚を覚えました。

主人公の女の子と一緒に曲の美しさに感動したり、激しさに目をまわしたり…そんな感じ。

例えがわかりにくいかもしれないけど、少年漫画の『スラムダンク』を読んでるときみたいな(笑)。


あとは、やっぱり岬洋介。

確かに出来すぎた設定(いわゆる、神は二物も三物も与えた…ってヤツ)なんだけど、何故か魅力的に感じてしまうんだよなぁ。

基本的に私はそういう設定のキャラクターは好きじゃないはずなのに!

「現実にはこんなヤツいねーよ!」って冷めるタイプなのに…!!


まぁ、一言で言えば「ミステリー小説としては微妙だけど、青春(スポ根)小説としてはなかなかじゃないの!」なお話。


苦難に立ち向かっていく前向きな主人公の姿勢が好きでした。

そして、その主人公のコーチ役である岬洋介と安易に恋愛感情云々な展開にならなかったところも良かったかな。

多分、そういう展開になった段階で私は一気に冷めてた気がします(笑)。

スラムダンクだってね、花道と晴子さんの恋愛をほとんど無視してバスケというスポーツに対する葛藤やチームメイトとの関係に焦点を絞ったからこそ、あそこまでの名作になったんだと思うの。

何にでも恋愛を絡めればいいってもんじゃないんだよ!

いや、あくまで個人的意見だけれども。


あ、ちなみに『おやすみラフマニノフ』については、なんかこじんまりしちゃったというか、面白くないわけじゃないんだけど、あまり記憶に残らないだろうなーっていう感じでした。終わり。(それだけかよ!)


さよならドビュッシー (宝島社文庫)/中山 七里
¥590
Amazon.co.jp


毎月1日は映画の日!!


ということで、早速観て来ましたよ~。

トランスフォーマーの3作目、ダークサイド・ムーン。


しかも、初のIMAX3Dで鑑賞して参りました!!

(ず~っと観てみたいとは思ってたけれど、なかなか観たい作品が来なかった…)


いや~、やっぱり凄かったです。映像も音響も。

技術って、ここまで進化したのね…!と感動しまくり。

音響もね、すごく身体に心地よく響いてくれて、どっぷりと映画に浸ることが出来ました。

さすが鑑賞料金が高いだけあるな、という感じ(笑)。


なんだけど、でもでも!


今回はまぁ良かったけれど、他の作品もIMAX3Dで鑑賞したいかというと、必ずしもそうではないような。。。


何がネックかって、やっぱり鑑賞料金の高さですよね。

レイトショーとか映画の日の割引など、いわゆるサービス料金が適用外なんだもの。

ごく一部のサービス料金は適用されているみたいですが、私が恩恵を受けれる条件のサービスは一切ナシ。

つまり、私がIMAX3Dで鑑賞する場合は常に正規のお値段で…ということなのだけれど。。。


私はサービス料金でしか映画は観ないタイプなので、そうするといつもの倍の値段で鑑賞することになってしまうのです…!!

いや~、これは痛い出費ですよ。うん。

もしIMAX3Dで観た作品が微妙な仕上がりのものだったら……

激しく後悔すること間違いないよね(苦笑)


ということで、次回鑑賞予定の作品は(リーフレットを見る限りではIMAX3Dでもやるみたいだけれど)通常バージョンで楽しもうかと思っております。


ああ、お金持ちになりたい…!


ちなみに映画の感想は、『今までのトランスフォーマーシリーズの中では一番面白かった!』です。

え、それだけ?って感じかな(笑)

いや、だってね、正直な話、ストーリーはあってないようなものですから。あくまで個人的な意見だけど。

まぁいかにもハリウッド!って感じ。

でも、コレはコレでいいんです!

もともとストーリーにはあまり期待せずに映像を楽しもうぜ!的なジャンルの作品だと思うので。

あ、でも前作までよりも人間が活躍してくれたのは良かったかな。

ありきたりなお約束パターンかもしれないけど、みんなで協力して悪に立ち向かうお話は結構好きなんですよ。うん。

考えさせられるような作品や『羊たちの沈黙』みたいなサスペンス系も好きですが、エイリアンとかアルマゲドンみたいなのも好き。

あ、でもラブストーリーも嫌いじゃないし……って、結局なんでもいいんじゃん!ってツッコミはナシで(笑)。



花と流れ星 (GENTOSHA NOVELS)/道尾 秀介
¥890
Amazon.co.jp


今回は、道尾秀介さんの『花と流れ星』を読みましたー。

道尾さんは私の好きな作家さんの一人です。


この作品はいわゆる“真備シリーズ”の短編集なのですが、やっぱり長編の方が読み応えがあって好きですね。

特にこういうミステリー系は。

まぁ、色んな話を軽く読めるのが短編集の魅力なんでしょうけども。



それにしても、やっぱり道尾さんって話の持っていき方が上手な人だなぁと思いました。

道尾作品を読んだ後って、大抵そう思ってる気がするけど(笑)。

あとは、登場人物の心の内側の描き方もうまいのかなぁ、と。

なんて言うのかな、一言じゃうまく表現できない、色んな矛盾した感情を抱えてる人間の心情の説明が上手というか。

だから、登場人物がとる行動に違和感を感じることが少ないんだ。(他の人はどうかわかりませんが、少なくとも私はそうです)

でも、それって大事だと思うの。

読んでる途中で(えー、こんな単純な理由でそんなことしないだろー!)とか思っちゃうと、一気に冷めちゃうから。

私の中で面白いか面白くないかの基準は、いかにその作品に入り込んで読了出来るかなんですよ。

だから途中で冷めちゃうと、残念な感じになります。

それも、途中までは面白く読んでいたならなおさら。

でも道尾作品はそういうことが少ないので、好き。うん。



今回の作品では、最初に収録されている『流れ星のつくり方』が好きでした。

でも心に残ったのは、最後の『氷と花』。


《以下、本文より引用》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


過ぎていく時間と足並みを揃え、思い出は徐々に遠ざかっていく。

そんな毎日の中で、胸にたくさんの花を咲かせて暮らしている人もいる。

いつまでも溶けない氷を哀しんでいる人もいる。

引いたリボンの先につながっているのが花なのか、氷なのか、そんなことは誰にもわからない。

どちらがいいとは、きっと言えないのだろう。

花は綺麗だけど、氷だって大切な思い出の証だ。

捨てずにゆっくり溶かしてやれば、だんだんと水に変わってくれる。

その水で、花も咲く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


この部分がすごく気に入りました。


ああ、そうだよね、って。

私の中にも溶けない氷っていうのがあって、その氷から生まれる冷たい感情がすごく邪魔で捨ててしまいたいって思ったり、実際に捨てようと思ったこともあったけど。

でも、捨てなくて良かったのかも。


これからは、その氷をどかすんじゃなくて、溶かす方向に持っていけたらいいな。



msnニュースで、こんな記事を見つけました。


『韓流好きなら領土いうな』という小見出し。

内容は、日本の外務省が、韓国の大韓航空(KAL)機が竹島(韓国名・独島)上空で新型機のデモ飛行したことへの“制裁”として職員のKAL機利用を1ヶ月間禁止したというニュースに対し、韓国マスコミが『韓国は震災支援をして日本を助けているし、韓流が好きなら領土問題で文句を言うな!』という主張をしている、というものです。



…いや、これってどうなの??


私は韓流に全く興味がないし、むしろ何が良いのかよくわからない人間なのですが、仮に韓流が大好きだったとしても領土問題に文句があるなら言ってもいいんじゃないかと思います。

そもそも、領土問題と震災支援や韓流が好きなことを結びつけてることがおかしいでしょ。

そんなことを言うなら日本だって過去に韓国に対して経済支援とかしてますよ。

韓流が好きなら文句を言うなって、ひとつでも好きな部分があったら文句を言っちゃだめなの?

もしその考え方が韓国で普及しているなら、恋人や夫婦、家族間での喧嘩なんて絶対にないということになると思うんだけど…。

でも違うでしょ?好きな人とだって喧嘩するよね、きっと。


韓国の人って(全員がそうなのかはわかりませんが)基本的に反日じゃないですか。

日本は悪い、ちゃんと謝罪しろ!ってよく主張してるみたいなんですけど、日本はもうすでに謝罪してますよね?

言葉でも、金銭的にもさ。

これ以上どうすればいいんだろう。どうすれば納得してくれるの??

前に何かで『心からの謝罪をするまで許さない』みたいなことを言ってる韓国の人がいたんだけど、“心からの謝罪”って具体的にどういう謝罪なのかがわからないと、しようがないと思うの(本当に謝罪の必要があるのかどうかは、この際ちょっと置いておきます)。

それともなんだ、その判断は韓国に依存しなきゃダメなのか?

仮にそうだとしたら、本当の意味での日韓友好なんて絶対に無理だと思う。


他にも、色々な局面で韓国の主張が理解できないことがたくさんあります。ここでは書かないけど。

まぁ、国民性の違いって言ってしまえばそこまでなんだろうけどさ。


いや、でもね、韓国人全員が(少なくとも私にとって)意味不明で馬鹿げた主張をすると思ってるわけじゃないですよ。

同じ日本人だって理解しあえる人としあえない人がいるように、韓国人だってそうだと思うから。

たださ、公に発表されるような記事を読むと、韓国は馬鹿みたいな主張をしてると感じることが多いのは事実なんだ。うん。

日本で公に発表されてるってことは、それを報道してるのは韓国でも一流どころなんだと思うんだけど、そういうところがあんな馬鹿なことを言ってるっていうのが怖い。

日本のマスコミも決して良くはない…というか、かなりの偏向報道だったりもするので酷いとは思うんですけど、それを上回ってるような気がします。あくまで私個人の感覚だけど。



…それにしても、日本人ってお気楽な人が多いのかなぁ。

韓国ってこんなに素敵な国なんだよ、最高!みたいな番組が頻繁に日本で放送され始めてからよく思ってることなんだけど、これだけ自分の国(日本)に対して好意的じゃない国に、よくあそこまで好意的になれるもんだよ。。。




ストーリー・セラー/有川 浩
¥1,365
Amazon.co.jp


図書館で、有川浩さんの『ストーリー・セラー』を借りてきました。


そして、さっき読み終わったのですが……






あ、あれ…??

有川作品なのに、思いっきり面白くないんですけどー?!!



個人的に、有川作品はハズレがないなぁと思ってました。

なので、今回も期待して読み始めた。でもでも。

悲しいかな、本気で読んだことを後悔しましたよ…orz



sideBはまだイイんです。ああいう旦那さんって素敵だと思ったし。

でもsideAが個人的にダメだった。

どうしてここまで面白くないと感じたんだろう?と考えてみたんだけど、きっと共感したり好感を持てる登場人物がいなかったからだと思うの。

だってさ、付き合ってもいないし、友達以上恋人未満な関係でもないただの同僚だったのに、いきなり壁に押し付けてキスするとかどうなの??何だ、このAVくさい展開は!

そのうえ「俺が読むのを邪魔するなら、最後までやるぞ」(ここまで直接的な言い回しではなかったけれど)とか。

こんな男、絶対に嫌。こんなことする段階でもう男性としても人間としても魅力を感じないよ。

全然ときめかない。

こんなの有川さんのベタ甘じゃないーー!!!

こんなことする男に恋愛感情なんか抱けないって。それがいくら好意からなる行為だったとしても、だ。

少なくとも私には無理。

それなのに、なんか恋人同士になってるし。

この段階でもう私はこの登場人物に共感も覚えなければ、魅力も感じることが出来なくなっちゃったんですよねぇ…。

そうなると不思議なことに、いくらその登場人物が素敵なことを言ったりしても陳腐な台詞にしか感じられなくなってしまうというか、なんというか。


それから、これはsideAにもBにも言えることなんだけど、ページを割いて同じ言葉を連続で並べてるところも好きじゃありませんでした。

「あなたが好き」なら、それだけでいいと思うの。

同じ言葉をたくさん書けばその分想いが伝わるっていうものでもないと思うし。

たった一言だけだったとしても、十分に伝わったと思うよ。きっと。



と、まぁそんな感じで私には合わない作品だったということで。



あ、そうそう。

これは本の内容とは全く関係ないけれど、借りてきた本が非常に油っぽくて閉口してしまいまいした(苦笑)。

表紙はなんだかベタベタするし、本に油たっぷりのソース焼きそばみたいな臭いが染み付いてて、ページをめくる度にお祭りの屋台にいるかのような…。。。

ああいう臭いが苦手な私にとっては、それも苦痛だったなぁ。

借りた本は、もっと丁重に扱って頂きたいものです。