G.W.中に見たアニメ「フルーツバスケット」をまたseason1から見直しています。すべてがわかってから見直すと、「あれ、こんなころからこんなことが」とか「このとき、あんなこと考えてたのかな」とかいろいろ思いが巡るようになって、初回とはまた違った面白さがあります。1回目から「崖の土がゆるい」っていって崖崩れしてましたね…。Final seasonを見ていた頃にはすっかり忘れていました…。

 

動物に変身してしまうという現実味のない「呪い」に縛られた物語ではありますが、現実世界にも固定観念や生き方や仕事や性別や…いろんな「呪い」で縛られて生きている人はたくさんいるので、そう置き換えると突飛な設定も共感を呼ぶ気がします。それにしてももっと大人(親たち)がしっかりとそれぞれの子供に向き合えてたらまた違った物語だっただろうけど、親が歪む理由は紅葉くんがちゃんと説明はしていましたね。でも受け入れられなかった子たちが透に受け入れられて、普通に生活をすることでいろんなものを取り戻す物語だったようにも思います。そう、受け入れること、許すこともテーマにあるんだろうけど、そうはいっても許せないとはっきり言う依鈴ちゃん、いいよね(笑)っていうか、されたこと考えたらすんなり「そうですか、あなたもつらかったのね、では水に流しましょう」なんて私だって言えないわ。

 

でもここで透ママの言葉を…。

 

『人は優しさを持って生まれてこない。生まれながらに持っているのは食欲とか物欲とかつまり生きる本能。優しさは体が成長していくのと同じで自分の中で育ててゆく心。だから人によって優しさの形は違うんだよ。』

 

深い!!深いなぁ。。。

こういうこと私も幼い頃に誰かに教えてもらいたかったな。

依鈴ちゃんもあの子も自分の中で優しさがもっともっと育っていったら、許せる時、許してもらえる時が来るかもしれませんね…。

 

あ、そうだ。season1の1話が「行ってきます」で始まってFinal seasonの最終話が「いってきます」で終わるんですね。漢字とひらがなで違うけど、なんか意味がありそうな気もしますね。

 

では引き続きFainal season まで楽しもうと思います。