注:熱を出しながら見ていたので、見間違いがあるかもしれません。

 

前回の「光る君へ」も面白かったです。とりあえず箇条書きで…。

 

・清少納言キターーー!!

なんかもう、ああ、こんな感じこんな感じ!「にくきもの」って言いそう(笑)。ウイカちゃんに配役した人、褒めて使わす!!←こらこら。

 

・公開告白キターーー!!

漢詩の会で、道長の歌がまひろへの愛の歌だったーーー!ってもちろん本人同士ににしかわかりませんが、まひろはキュンキュンですよね。

 

・そしてホントに恋文キターーー!!

なんか現代にくらべて郵便事情全然良くないはずなのに、めっちゃいいタイミングで文が来るよね?平安時代すごい。

そして内容がまたすごい。どストレートど真ん中の歌がきました。

 

「ちはやぶる神の斎垣も超えぬべし恋しき人の見まくほしさに」

 

あちこちでもう現代語訳されてるし、伊勢物語からの本歌取りなのももう情報として出てますね。

 

ちなみに伊勢物語の原文は

「ちはやぶる神の斎垣も超えぬべし大宮人の見まくほしさに」です。

 

抑えきれないほどのあなたに会いたい気持ちでみだりに超えてなならいはずの齋垣も超えてしまいそうだ、もう身分なんでどーでもいい!まひろが恋しい!に会いたい!!って気持ちが溢れてます。

 

枕詞の「ちはやふる」これは「神」にかかるんですけど、勢いがすごいとか激しいさまを表します。漫画の「ちはやふる」が有名だったので、ご存じの方も多いと思います。まひろは和歌にも長けた女性だから、冒頭の「ちはやふる・・・」を読んでまず心拍数がどーんと上がったんじゃないかな?なんて想像しちゃいます。学生時代、古典を勉強して、枕詞って意味あるの?なんかよくわからないって思っていたんですけど(←こらこら)大切な人から文が届いて、紙をほどいて徐々に文字が表れて、「ちはやふる」から歌が始まり、そんなに勢いの激しいものは何なの?って思ったら最後に「恋しき人の」なんて書かれていた日にはもう恋に落ちずにいられましょうか?!(いやいられぬわけがない)

 

とまあ、前回もいろいろありつつも、最後の和歌に持っていかれた感じです。道長、字ヘタクソだけど(←あ、言っちゃった)。実際「やまと絵」展で見た文字もあんまりきれいでは無かったのでそういうことなのでしょう。ドラマでは実際に柄本佑さんが書かれいて佑フォントって呼ばれてるとか(笑)。光る君のF4と呼ばれているみなさんの字はそれぞれ個性があって面白かったですね。

 

話はそれますが倫子サロンで道綱母の「蜻蛉日記」が話題になっていてびっくりしました。まだ作者本人が生きている時代にサロンで話題に上がるんだ。平安時代、Twitterでもあるの?!ってくらい情報早いですよね。もちろんあるわけないので、当時は手で写してそれをまた写して…って気が遠くなるような作業を経て手元にやってくるのでしょうけど、それより先に口頭での噂が早いのかな。本人存命中に「嫉妬深い」とか若い子たちのお茶会で言われちゃうのちょっと不憫ですな(苦笑)。

 

あと、まひろ(紫式部)とききょう(清少納言)がこんな形で対面したのも面白かったです。二人は宮仕えの時期が微妙にずれているので、宮中では面識がなかったのではないかという中でどういう風に関係してくるんだろう?って不思議だったのですが、なるほど~・・・。

 

では次回も楽しみにしています!