「薬屋」の話です。

 

14話の感想はとりあえず、「楼蘭よ、阿多さまから引き継いだ淑妃の冠をそんな適当にあしらうとは…!」。でもこれ、のちのこと考えるといろんなことを一瞬で表しているいい描写だったと思います。原作小説や漫画を読んでいて記憶にないのでアニメオリジナルの描写ですかね。良き良き。あと、例の授業の描写も面白かったけど、その後を知ってから改めて見ると里樹さまには酷な時間でしたよね。(いずれ遠い未来で役に立つことを祈ります…汗)。そして陸孫の登場も思いのほか早かったですね。彼の名前は憶えておきましょう!

 

さて、最後のほう、アニメだけだと軽くネタバレがありますので、ご注意下さいませ。(いちおうちょっと空けておきます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在はアニメは深夜の放送なので、私は翌朝にFODなどの動画配信で見ています。いちおうテレビも録画はしてあるのですが、やっぱりCMが入るのがね…。OPとEDを大きな画面で見たいだけのために録画してます。

 

で、第2クールから変わったオープニング(OP)とエンディング(ED)、めっちゃいいですよね!第1クールも大好きだったからどっちがどうというわけじゃなくて、どっちも良い!!です。

 

OPはUruの切ない歌声に合わせて壬氏さまの胸の内が表現されていて聞いていて何とも言えない気持ちになります。「うんうん、壬氏さまの気持ちはよーくわかるが、猫猫はまだキミを今の段階では男の人として認識ないからね、瞳に映らなくても仕方ないんじゃよ…。もう少し待つんじゃよ…。」と背中をぽんぽんしてあげたい気持ちになります。そしてその歌に合わせるように第2クールで描かれるであろうあんな場面こんな場面が走馬灯のように…。私はアニメのその先の展開を知っているので「あ、ここもここも描かれるんだー!」とワクワクしました。

 

EDは以前にも書いたけど、壬氏さまの日常に猫猫はこんなふうににいるんだなぁというのが描かれていて胸熱でした。ただ、歌詞にちょっと引っかかるものがあります。それは主に2番なので、EDでは歌われてないのですが

 

「罪を犯そうとも成り下がろうとも」

 

「愛は薬 触れて暮らしていたころの思い出に今も支えられて」

 

「いつか本当の意味であなた離れできるまで」

 

「いつかひとりごとじゃなくありがとうを言える日まで 届かなくなるその前にその目を見て言えるまで」

 

など、ちょっと不安になるような歌詞が続きます。

第1クールのEDも「行かなきゃいけないの 手を振るあなたがどんなに小さくなっても」と自立や卒業を暗示するような歌詞ではありましたが…。

 

罪とか成り下がるとか、何ごと?!

思い出に支えられて…ってことは今は隣に誰もいないの?

届かなくなるその前にって、何が起こるの?!!

…と心穏やかにはなれません。こうなると、OPの歌も2番以降が気になります。配信、早よ…。(←1/20だそうで。)

 

公式HPを読むと、薬屋アニメは全24話。どうしても謎解きと猫猫と壬氏さまの関係に目が行きがちだけど、大きなテーマは「親と子」「生と死」なんですよね。とくに「親と子」は猫猫も壬氏さまも複雑な育ちなので、ある意味二人は根本に同じ闇を抱えているといってもいいのではないでしょうか…?それでも猫猫は周りにいい人がいて血縁じゃなくても愛情持って育てられたので、ある程度納得して自分は幸せだと思っているのが救いですけど、壬氏さまは微妙ですよね…。第2クールは原作小説なら2巻を軸にすると思うのですが、どうやらその先のことも取り入れるみたいなので、もしかしたら壬氏さまの秘密まで掘り下げるのでしょうか??早く本当のことを教えてあげて!!今なら(アニメの時点なら)まだ間に合うから!!と思いながら見てしまいます…。いやでも、ここまできたら一生知らないほうが良いのだろうか??(壬氏さまは本当のこと、原作でもまだ知らないですよね??私が読み逃しているだけじゃないですよね??…って誰に聞いてるんだか。)

 

もし本当のことを知って育っていたら後宮管理なんてやることもなかっただろうし、もっと違う覚悟で相当の生き方ができたはず。でもそうなると猫猫と出逢うこともなかっただろうし、やっぱりすべてのことには意味があると思うのがいいのだろうか…??

 

でも原作小説であそこまで話が進んで、いまさら本当のことを知らされたらどうなっちゃうの??とも思うし…。怖い。いずれ来るであろうそれを読むのが怖い…。

 

怖いといえば、私はもう一つ「もしかしたら…」と思っている怖いことがあるのですが、それは今はとても言えないので、まだ私の胸の内にしまっておこうかと思います。

 

では今日はここまで。