この週末はグランプリシリーズ最終戦、NHK杯が大阪で行われていました。

私、前記事で大変なミスを!!

ペアに ゆなすみペア(長岡・森口組)が出ていたのを書き忘れていました。大変失礼しました。NHK杯の公式サイトも確認したはずなのに、写真が掲載されていなかったせいか、すっかり見過ごしていたようです。。。まだ結成したばかりの二人の演技、初々しく瑞々しく、それでもしっかりエレメンツをこなして、国際大会初出場というプレッシャーもあったと思いますが頑張っていましたね。これから楽しみなペアです。

 

男子シングルは、鍵山優真くんが優勝、2位に宇野昌磨くん、9位に壷井達也くん。女子シングルは青木祐奈ちゃんが5位、三原舞依ちゃんが8位、樋口新葉ちゃんが9位、アイスダンスは小松原・コレト組が9位という結果でした。みなさん、お疲れさまでした。

 

アイスダンスはなんといっても、大好きなイギリスのライラ・ルイスのグランプリ初優勝!!しかも日本で!!すっごく嬉しかったです!!なんでこの記念すべき瞬間に、私会場にいないかな?!とか思ったわ(爆)。小松原組も頑張っていたけどねー…うーん、なんだろう、本人たちは年々ブラッシュアップしているつもりなんだろうけど、点が伸びないよね。でも、新しいカップルが育ってきたとはいえ、日本はまだ世界で戦えるカップルが少ないので、とにかく頑張ってほしいです。

 

男子は特にゆまち(鍵山優真くん)としょーま(宇野昌くん)が他の追随を許さない高レベルな戦いで、しかも2人が僅差でSPを終えたので、フリーは見ごたえがありました。

 

ただ女子もそうでしたが、今回はジャッジが相当厳しい印象があり、演技中、クリーンに降りたジャンプもことごとく画面左上の演技・点数表示で審議の黄色マークに塗りつぶされてゆくので、テレビで見ていてハラハラしてしまいました。一瞬緑でも、数秒経つと黄色に変わってしまうことも多かったです。解説の荒川さんも本田さんも、ジャッジが厳しいと言っていました。少しでも疑いがあればすべて減点、みたいなイメージ。。。ジャンプだけでなくスピンもステップも厳しく感じたのは気のせいかな…。でも審議といっても減点だけはないようですね。スピンが演技中はレベル3だったのが、演技後の審議で4になったものもあったようです。

 

男子のゆまちvsしょーまのフリーは、演技を見た直後の印象では、しょーまのほうが上に感じました。4回転の本数からいっても演技構成の基礎点もしょーまのほうが上なはず。しょーまが4回転4本に対して、ゆまちは2本、しかも前半。コンビネーションもゆまちはセカンドにトリプルを跳んだものが無かったし、後半の得点源のトリプルアクセルは転倒でした。芸術点は二人とも同じくらいもらえるとして、フリーはしょーまのほうが上、ただしSPの点差でゆまちの逃げ切りか?どうか??とハラハラしながらゆまちの点数を待ちました。結果、ゆまちの優勝、しょーまは2位でした。

 

しょーまは表現に力を入れて取り組んでいるという中、後半で4回転トーループが2回転になった後、すぐ4回転ー2回転を入れてリカバリーしてきたんですよ!!今季、点数や順位にこだわらない風を見せていて、わたし的には、気持ちや言いたいことはわかるけど、それがアスリートとしてはちょっと寂しく感じていたところがあったのですが、こうやってできる限りのリカバリーをするところ、めちゃめちゃ胸が熱くなっちゃいました。なのに、跳んだ4回転ジャンプがすべて回転不足認定とは…ちょっと言葉を失いました。いいんですよ、厳しいなら厳しいで。でも以前から言われていることだけど、すべての試合でそれが同じくらいの厳しさじゃないと、と思います。かといって、AIがすべてジャッジすればいいとは今の段階では思わないけど、とりあえずグランプリファイナルのジャッジがどんな感じなのか注目したいと思います。

 

ゆまちはもともと滑りもジャンプの形もキレイだし、なんと言っても私はジャンプを降りた後の姿勢が美しくて好きなのですが、今季はカロちゃんがコーチに加わり、さらに上半身が柔らかく動き、可動域も広がったように感じました。結果、動きが大きく見えます。力強さもあり、でもしなやかで美しいなと感じます。この演技でジャンプ構成も難易度を上げてくればさらに点数を上げられますね。今季は怪我明けなので、あまり無理しない程度にしているとはいえ、それでもこの点数ですからすごいです。

 

グランプリファイナルは、男子も女子も日本選手は3人ずつ出場が決まりました。男子は宇野昌磨くん、鍵山優真くん、三浦佳生くん!もうこれだけでもすごい楽しみ!!ここに、アダムシャオ、エイモズ、マリニン…ああ、なんかもうすごい!(←語彙力よ…)

女子は、坂本花織ちゃん、吉田陽菜ちゃん、住吉りをんちゃん。外国勢はイザボー・レビト、ウナ・ヘンドリックス、ニナ・ピンザローネが参戦。こちらももちろん楽しみです。グランプリファイナルは12/7(木)からです。

 

今回NHK杯に参加した新葉ちゃんも可能性としてはわずかに残っていた(ような)のですが(すみません、また聞きです。)進出ならずでした。でも長いお休みから戻ってきてくれただけでもありがとうだし、三原舞依ちゃんもあの様子だと右足の状態はあまり良くないですよね。二人ともしっかり休んで調整して、全日本選手権を笑顔で迎えらたらいいなと思います。青木祐奈ちゃんは初出場のプレッシャーもなんのその、愛らしい笑顔と素晴らしい演技で世界中を魅了したと思います。SPでルッツーループを降りたときはテレビの前で変な声出しちゃいましたよ(笑)!嬉しかったなー。

 

ということで長い感想終わります。