息子のこと、と言いつつ私のことになってる。


出産3日目。

やっと点滴が外れ、トイレに行けた。

足に力が入らなかった。あ、これか!


ナースからNICUに行ける、と聞いて喜んだ。

主人は毎日NICUに行って、話を聞かせてくれた。

私が行くと、担当ナースが様子を教えてくれた。

黄疸が出て光治療をしたこと。

ミルクの飲みはとても良いこと。

状態は安定していて、あまり心配はないこと。

などなど。


NICUは、息子よりずっと小さな子が沢山いた。

泣き声も子猫のように小さい。


生後4日目。

新生児科の部長先生から転院の話があった。

息子は体重が少ないが他に病気はない。

当初あった多呼吸も落ち着いている。

申し訳ないがベッドを開けてもらえないか、と。


体重が2000gに満たないため、

まだ退院はしない方がいい。

ただ、県内から重症患者を受け入れる病院のため

わかって欲しい、と。


医療機関で仕事をしていた経験上、

当然のこと、と頭で分かっていても

感情が追いつかない。

主人とも相談し、

出来るだけ実家に近い病院を希望した。


生後5日目。

部長先生自ら息子に付き添って下さり、

保育器の中の息子は救急車で転院先へ。

泣くつもりは無くても涙が止まらなかった。

主人は転院先の手続きのために

自宅から転院先に向かっていた。


娘のとこで書いたが、これが3人バラバラになるかもしれなかった出来事。


生後4日目に個室から大部屋に。

流石にここまでほぼ寝てない状態だったので、

この日一日、娘は保育室で預かって貰った。


転院先の息子は状態も良く、問題ないようだった。


生後7日目。

私と娘は一緒に退院、実家に向かった。

そこから1週間、私と娘の生活が実家で開始。


ほぼ毎日搾乳し冷凍した母乳を

父に届けてもらい、娘にはミルク。


主人が息子に会いに行くと、担当医から

退院まだですか?と聞かれるようだ。

それだけ安定しているのだろうが、

出産した病院では2500gまでは

入院した方がいい、と言われていたので

病院によって考え方がかなり違うことが分かった。