一緒に働くKさん
70歳を数年過ぎた方
整理作業 経験者
…って話だったけど
何も知らない
…と言うか
間違った整理作業を教えられてた
瓦(…と言っても遺物)を
タワシでゴシゴシこすり洗い
ブラシで叩くように洗う
特に断面はキレイに洗う
遺物収納の際 抑え込む
遺物を割ったりしない様に
配置を考えてて入れる?
コンテナの注意書きが
回りくどい説明文
誰が見ても 分かりやすく
簡潔に書く
現在の作業の必要性が分からない
報告書を出すまでの作業の流れを
誰も教えていないから
なぜ この作業をするのか
理解していない
…だから
職員が作業内容を話しても
聞いている様で聞いていない
理解している様で
理解していない
約1年一緒に働くけど
このままじゃ
継続雇用の道が絶たれる
Mさんは
「此の仕事に向いてない」
Sさんは
「作業内容を理解していませんよね」
これを聞いたかあちゃん
焦る焦る焦る
だって 一緒に働くお嬢さんは
来年度 旦那さんの仕事の都合で
他県へ行ってしまう
頼もしき学芸員だったから
事ある毎に
「通わない?」
…って聞いてる
毎回
「無理ッス」
…だよね~
だから
Kさんを
使える作業員にしなきゃ
本人にやる気はあるし
好奇心も旺盛
正しい方向に導けば
あと数年は働けるハズ
かあちゃん
そんな器じゃないけど
か「これから 耳の痛い事
不愉快に思う事を
その都度 その都度言います
大変でしょうが覚えて下さい
今までの熊本城のやり方は
いったん忘れて下さい」
そう言いました
御本人も
ずっと やり方の違いに
戸惑っておられたらしく
かあちゃんの申し出を
快諾してくれました
来週から
ちょっと 厳しいかあちゃんが
姿を表します