熊野交通は和歌山県新宮市を中心に路線バス、観光バスを行うバス事業者で、瀞八丁線は神丸~志古~宮井大橋~玉置口~瀞八丁を結ぶ路線である。


起点の神丸は川丈線の途中にあり、奈良交通の八木新宮線も停車するバス停だが周囲には民家もない。


神丸~志古~宮井大橋間は、同社の川丈線や篠尾線、奈良交通・八木新宮線と重複している区間で、便数も比較的に多くある。


瀞八丁線のバスは志古船舶営業所にある車庫から出庫し、神丸まで回送されると新宮市立熊野川中学校の横を回って神丸バス停から発車する。


瀞八丁線は、奈良県吉野郡十津川村内にバス停があるが、他の路線はすべて和歌山県東牟婁郡、新宮市、田辺市を通っている。


途中には、奈良県に所属するものの東西両側を和歌山県に挟まれていることから、生活圏は和歌山県に属する十津川村竹筒地区があり、竹筒口、竹筒、番田口の3つのバス停がある。



また、北山川を挟んで向かい合う三重県熊野市花井とは密接なつながりがある九重地区も通り、花井前、九重郵便局前、九重、百夜月の4つのバス停がある。


終点の瀞八丁は、和歌山県新宮市と奈良県吉野郡十津川村の境界を成す峡谷で、瀞峡の下流である下瀞の上流にあたり、峡谷の両岸に高さ50mにおよぶ断崖、巨石、奇岩、洞窟が1㎞以上続く日本屈指の景勝渓谷で、国の特別名勝、および天然記念物に指定されている。



瀞八丁線の他に十津川村営バス瀞八丁線も乗り入れており、多少の待ち時間も含めれば平日に1便のみ瀞八丁(田戸乗船場に接続)と十津川村を結ぶ十津川村営バスに乗り継ぎも可能で、十津川温泉~瀞八丁~神丸~新宮駅を移動することが出来る。



瀞八丁線の運行は、平日に志古→瀞八丁1便、神丸→竹筒2便、神丸→瀞八丁1便、神丸→玉置口1便、瀞八丁→神丸2便(内1便は玉置口経由)、竹筒→神丸2便、土休日は神丸~瀞八丁、神丸~玉置口を各1往復である。


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