こんにちは
貧血気味のひとは鉄分を多く含む食品を摂るとよいという話をよく聞きます。
ミネラル成分のひとつである鉄分。
からだにとってミネラルは生きていく上で必要不可欠なものです。しかし、一般的に知られている鉄分不足によって引き起こされる症状以外のもはあまり知られていません。また、鉄分がからだにどのような役割を持つのか?さらに鉄分を含む食品や摂取方法などなど…。
夏の暑いこの時期になりがちな偏食が鉄分不足を引き起こし、体調を崩す原因になっているかもしれません。
今回は「鉄分」についてお話をします。
鉄分のはたらき
私たちにとって鉄分は主に次のようなはたらきがあります。
・血液中のヘモグロビンに鉄分が存在することで体内のいたる所へと酸素を運ぶことができる。
・鉄分は肝臓、骨髄、脾臓などにも含まれ、血液中の鉄分が不足してくるとここから鉄が出されるようになります。また全身の細胞内にも含まれており、「細胞内ミネラル」とも呼ばれています。細胞の活性化が十分に行われていると、細胞は血液から鉄を取り込んで鉄の吸収がよくなって、全身の健康が保たれるという関係があります。
鉄分不足によるこれらのはたらきがなくなると、「鉄欠乏性貧血」いわゆる「貧血」の症状を引き起こします。鉄分は、ヘモグロビンの主要成分ですが、鉄分が不足してくるとヘモグロビンをうまく作ることができなくなり、赤血球中のヘモグロビン量が減ってしまいます。
貧血により起こる症状とは?
あたまがクラクラしたり、たちくらみなどの症状を思い浮かべるのではないでしょうか!確かにこれらの症状も貧血によるものですが、じつはこんな事も貧血によるものなのですよ。
鉄分不足による細胞の酸欠状態を脱するために、体内で血液がよりたくさん流がれ、また呼吸からより酸素を取り込もうとする。これらのことが動悸・息切れの症状となって表れる。
大量に酸素が必要とする脳のはたらきが酸欠によりその機能が低下することにより眠気を起こします。
貧血により筋肉への血液循環が滞り、酸素の供給が十分に行われないと、筋肉内に疲労物質がたまり筋肉が本来持っている弾力性が損なわれていきます。沢山の細い筋線維でなる筋肉は、その筋線維の一本がこわばると、他の筋線維を圧迫して血液の循環をさらに悪くします。そして一本の筋線維のこわばりが連鎖的に広がってしまい、頑固な肩こりが発生してしまうというメカニズムです。身近なこりの症状もその原因が貧血により引き起こされています。
その他に、
・爪が薄くなって割れやすい
・足のむずむず感
・肌荒れ
これらの症状は女性の美容に特に関係していますよね
さらに、
・氷など、堅いものを大量に食べたくなる
・だるさ
などの症状も。
「今日は体調が悪い!だるい!」
なんてこともじつは「鉄分不足」が原因かもしれません。
暑い夏は、発汗で鉄分などのミネラルが排出しやすく貧血が起きやすい環境にあります。
また、冷たいものなど夏の暑さで偏食になりがちなこの季節にこれらの症状があるとすれば、それは栄養バランスが崩れていることも考えられます。
この時期ミネラルは積極的に摂ることをお勧めします。
それでは、どんな食品に多く鉄分が含まれているいるのか?
続きは、次回(お盆明け)お話いたします。
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※8月11日は「山の日」祝日
※8月14~16日お盆休み
ご案内のようにお盆期間中の8月11日の祝日、8月14~16日の三日間、お休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。