今年も鎌倉市の清泉小学校5年生の皆様(引率者を含め総勢約120名)が3泊4日の「山の学校」(宿泊型自然体験活動)で当施設をご利用いただきました。
その2日目は、当施設周辺の森の中での森林整備体験活動です。
このプログラムは、森林を所有・管理する協和財産区の協力の下、NPO法人やまぼうし自然学校の指導により、子どもたちが間伐の森林整備作業を実体験するもの。
8:30、つどいの広場に集合し、森の中へ出発。
15分ほど歩いて現地に到着。
全員がヘルメットを着用し、やまぼうし自然学校の指導者からノコギリの扱い方や注意事項などの説明を受けます。
今回、やまぼうしの指導者は9名体制。
チェーンソー伐採のデモンストレーション。
伐採するのは、枝が枯れた樹高20メートル以上のかなり大きなカラマツ。
地響きを立てて倒れました。
伐採デモの後は、各班に分かれて伐採作業に入ります。
班ごとに分かれ、一人ひとりノコギリが配布。
西部劇のホルスターみたいで、なかなかカッコいい。
各班ごと、指導員から木の切り方を丁寧に説明いただきます。
まずは、倒す方向決めて安全を確認。その方向に角度30~45°の「受け口」を切った後、反対側、受け口上端よりやや下に水平に「追い口」を切り込む。これが基本。
最初は手始めに、細い木から。
伐採した後は、適当な長さに玉切り。
切り口を確認。
一生懸命にノコギリ作業する子どもたち。
男の子の班は初めから大きめの木にチャレンジ。
うまくいったぞ!
ターゲットにしたかなりの大木、他の木の枝に引っかかって倒れてくれない。
指導員のサポートを受けながら、追い口を切り込んでやっと倒れました。
玉切りにした木は所定の場所に運びます。
時間のある限り、次々と伐採が行われました。
切るにつれて、慣れてきたようです。
広葉樹を中心に太さ概ね20cm以下の木数十本が伐採され、心なしか森の中が明るくなったような気がします。
間伐をすることで日光が下まで届き、残った木がすくすくと成長して立派な木材となり、森全体が元気になります。
森が元気になれば、しっかりと土砂災害を防いでくれ、様々な生き物が暮らす環境も保たれます。
そして、ひいては、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防止する森の役割にも期待できます。
日常を離れた集団体験活動を通じて、自然に親しみながら仲間と協力し助け合うことの大切さも体感してくれたことでしょう。
清泉小学校の皆様ご利用ありがとうございました!