台風14号が三陸沖で温帯低気圧に変わった日、鎌倉市から清泉小学校5年生の皆さんが入所し、3泊4日の「山の学校」(宿泊型自然体験活動)が始まりました。
かつては、須坂青年の家で開催していたこの行事を同施設廃止後の平成29年から当施設に移し、ご利用いただいておりましたが、新型コロナの流行で2年間のブランクを経て3年ぶりの開催となりました。
望月以外にも菅平や湯ノ丸などでの活動も盛り込まれた4日間の2日目、当施設周辺の森で「森林整備体験」が催され、その一端を私、山ぼーずも見学させていただきました。
このプログラムは、森林を所有・管理する協和財産区の協力の下、NPO法人やまぼうし自然学校の指導により、間伐の森林整備作業を実体験するものです。
朝から森の中へと進む隊列は、総勢約100人。
林道を登ること15分ほどで現地に到着。
インストラクターの指導により、最初に全員がヘルメットを装着します。
やまぼうし自然学校代表の加々美さんのあいさつ。
協和財産区の中島さんからあいさつ。
協和財産区が所有する森林の総面積は、鎌倉市の約半分にあたる広さだそうです。
ちなみに、我が望月少年自然の家でお借りしている森はそのうちの50分の1弱。
ノコギリの使い方の説明。
チェーンソー伐採のデモンストレーション。
ピンク色のテープでマークした木(中央やや右側に傾いている)をこれから切り倒します。
木の切り方を説明。
まず、倒す方向に角度30~45°の「受け口」を切った後、その反対側、受け口上端よりやや下に水平に「追い口」を切り込む。
チェーンソーのエンジン始動で作業開始。
きしむような音を立てて倒れる木。
この木を倒しただけでも、明るくなった感じ。間伐の効果がわかります。
手際よく、あっという間に玉切り。
切り口を見る。
この後は、グループ分けした子どもたちが森の中へ入って伐採作業に。
切る位置に印を入れてもらいます。
グループごとに交代でノコギリをひく。
太い木に当たったグループは、なかなか苦心していました。
すっきり切り倒した木。
玉切り。
>>>>> 私の見学はここまでですが、この後昼食を挟んでさらに細かくカットしたようです。
最終日。
退所式で有坂校長先生のお話を聴く子どもたち。
日常を離れた森の中での集団体験活動を通じて、自然に親しむ心や、仲間と協力し助け合う心の大切さを感じてくれたことでしょう。