少し前から後輩君の経営しているルアーショップからの依頼で、只今3台のエンジンを預かり整備をしておりますが簡単にその内容を公開
先ずはお客さんの私物で後輩くんの話では高回転で回転ばかり上がってスピードが出ない原因不明のエンジン不調のシープロ9.8
後輩くんも実際試乗はしてないけどショップでエンジンかけても全く問題なしで、もうお手上げと言う事で自分がちょっと釣りしがてら試乗してみると一瞬で原因判明
その原因とはトリムピンの調整不良で、完全な乗り手のミスで起きたものでした
詳しく話すとこの非力なパワーのエンジンに対してトリムピンを一番上の位置に設定してあった為に何とかプレーニングしたのにその後バウの持ち上げを継続しきれず、結果ペラが水から出てしまい水を噛めずに空転してしまい回転ばかり上がってスピードが出ないと言うものでした!
ちなみにトリムピンを適正位置に調整してからは2人乗りでも34kmをマークしエンジンは絶好調そのもの!
(パワートリムの付いていないエンジンはトリム角が重要なのでキチンとあった設定で乗ってあげましょう!)
続いては普通にエンジンを使用していたのにいきなりエンジンがかからなくなってしまったUSシープロ15
後輩くんも簡単に点検すると火花が全く飛ばないとか!
なので色々調べていくと今回はステーターコイルの不良と判明
フライホイールを外しお目当ての部品が見えてきました
テスターで詳しく調べると
完全に断線して抵抗無し
中古ですが生きてる物だと基準値は分かりませんが4.3kΩと出ます
コチラを組み付けエンジンかけると
絶好調に
ラストはトーハツ8改9.8馬力のロアーケースオイル漏れ
ペラを外すとラインでグチャグチャ
こりゃ〜シールも傷む訳ですゎ!!
とりあえず部品は注文(済)ですが、出荷が月曜日みたいなのでバラして直ぐに組めるように準備
この手のロアーケースは以前もやった事が有るので15分も有ればこの有様
まだ酷い水の混入は無かったのでギヤ欠等無いのでシール類変えて終了ですね!
まだまだやる事山積みですが、季節的に体が楽になったのでそれだけで助かります