ブレーキアクチュエーターシリンダー | のぶリンのしょ~もないブログ

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続きのブレーキアクチュエーター編です

池さんのボートを河口湖から搬送した時にトレーラーのブレーキが全く効いてなく、せっかくナンバーもあるのでいずれ牽引したいのでブレーキ関係はちゃんと直して欲しいと強く要望があったので効かなくなった原因を詳しく調べて行くと…
リバースロックバルブやホーシングの配管に亀裂が生じてブレーキオイルが漏れて全く効いていない状態が判明


自分の知識では慣性ブレーキの構造は分かっているつもりでも、何処のショップで部品を買って交換すれば復活させる事が出来るのかイマイチピンと来ないので、とにかくネットや現物を見て情報収集開始
こちらは池さんのトレーラー



自分のトライトン


キムガイドのレンジャー


色々調べてみたらどれもUFPのアクチュエーターであり寸法も同じ事が分かりました!
 

その結果こちらのUFP A60を使用可能

お値段約90000円とかなりお高いですガーン
(ちなみにこのアクチュエーターはシングルとタンデムディスク用があるので注文の際にはご注文を!)



部品が分かったのでとりあえずバラしていくのですが…
このピンが錆でアクチュエーター本体と一体化していて全くびくともしませんえーん
1本は1時間かけてハンマーで叩いてようやく外れましたが2本目が中々しぶとく抜けません!
仕方ないので会社から大ハンマーを借りてきてトレーラーが壊れるんじゃないか!?ってくらいぶっ叩いてようやく取ることに成功しましたが、手も強打して泣きたく成りましたチーン





外れたアクチュエーターを見るとやっぱり錆で酷いです

分解
左側がシリンダーで右側はアブソーバー

問題のシリンダーを更に分解
全くオイル何か入ってませんでした


ピストンは1mmも動きません
コレではブレーキ何か効くはずも有りません!



ダメ元でオーバーホール出来ないかと思いピストンを数時間かけて抜いてみたけど時間の無駄でやっぱりダメでしたえーん

この事を池さんに伝え仕方ないけど90000円のアクチュエーターを注文















と思ったけど、こんな物が目についたので調べると

A60の新型のシリンダー成るものを発見
しかも旧モデルにも対応可能だとかで、こちらを使えばアクチュエーター本体を変えるよりは大分費用が安く済みそう爆笑






届いた物と比べるとダメに成っていたリバースロックバブルも一体物
ちなみにリバースロックバルブだけでも10000円します
(リバースロックとはバックする時に電磁バルブが作動しオイルをキャリパーへ流さないようにするバルブです)
プッシュロッドもサビサビだったので一緒に交換


そしてブレイクアウェイケーブルも切れていたので新品に交換


アクチュエーターケースを綺麗に塗装して全てを組み付けトレーラーと合体
コレで中身は新品同様に成りました



余談ですが、もし今後自分でトレーラーのアクチュエーターを修理する予定のある方は、UFPの中でも種類が何種類か有るので事前に色々調べてから部品を注文する事を強くオススメいたします

ちなみに今回自分のはA75タイプと判明しました




最後はセーフティワイヤーを取り付けエアー抜き作業

完全にブレーキオイルが空のシリンダーの場合のエアー抜きは少々コツが必要で、多分普通にやっては一生エアー抜きができないので困った方は連絡頂ければ教えますので!



無事エアー抜きが終わったので動作確認
完璧に慣性ブレーキが効く様に成ったのでトレーラーに関してはコレで安心して牽引可能に成りました!

ブログではここまでの作業が簡単に終わった様に思えますが、色々と大変な事もあったし、何より部品を調べるのに一番手間を喰うので、自信の無い方はお金がかかっでも専門業者にお願いした方が楽だし、早いのでそちらをおすすめ致します



池さんのレンジャーですがまだまだやった作業は有るので次はどの作業の事をブログUPしようかな照れ