第2ラウンド | 自然と共にシンプルに 心地いいわたしへ向かって ❤︎ 筆文字作家 佐久間夕子

自然と共にシンプルに 心地いいわたしへ向かって ❤︎ 筆文字作家 佐久間夕子

自然、人、目に見えないものたちとの繋がり。

食べもの、クリエイティビティ、直感を読みながら進むアンテナを大切に。

人生は本質に還る旅。
夢見るように目覚めて生きよう♪

心屋仁之助さんの京都の講演会
【ありのままの自分で幸せに生きる】

      

ビックリした。涙と笑いの2時間。
 
 

うすうす感じてはいたけど
それは私にとって、6~7年前の
自分と向き合う作業の
第2ラウンドの幕開けだった。
 
 
 

帰りのトイレ、鏡に映る私は
付き物がすべて取れた
子供のような顔をしていた。



*****



勢いで初級セミナーに申し込み
ワークで出て来た、心の奥のわたし。
 

本当は、人見知りで引っ込み思案なのに、
それを悟られないように明るく
人懐っこく振る舞う。
 


人見知りで、引っ込み思案のままだと
自分の居場所がない。
 
 
そのままじゃ、受け入れられない。
それは小学校1年生のおとなしい私。
劣等感のかたまり。
 
おとなしくて、言いたい事も言えない
みじめな私。
 
 
 


すぐに仲良くなんてなれない。
でも、そういうフリをする。
 
私を見てほしい。
一目置いてほしい。
その他大勢に埋もれたくない。





記憶をさかのぼる。
その気持ちはいつから?

…幼稚園に入る前からだ。
 
 
 
 

あそこが原点か。自分で驚く。
あのままの私じゃダメだ、と
心の奥深くで、隠してたんだ。






セミナーで
封印していた、幼少期が脳をかすめ
家に帰ってからも、数日間
 
 
 
 
色んな事を、思い出しては消えて
仕事中も、バスに乗っても
涙ぐんだり、ボーッとしていた。
 
 
 
 
 
 
 
生きてる間に、行く事は
2度とないと思っていた、封印の場所。




きゅ~っと鉛のような、
どこにも居場所がないって
重い気持ちが乗り移る。
 
 
 
 

幼い頃、暮らした
自分の中で
抹消した場所。
 
 

母が、暴力をうけていた家。




行かなくちゃ!と思った。
場所なんて覚えてない。
 
 
 
住所を聞いて
バスと電車を乗り継ぎ、
スマホの地図片手に、駅から歩いた。
 
 
 
 

近づいてくる目的地、バクバクする鼓動。
恐怖。

早く着きたいのか、着きたくないのか
自分でもわからない。
 
 
 

軽いパニック。
40年ぶりの場所。






急に現れた、
見覚えのある階段に、ハッとする。
 
 
 

道路向かいの公園に、呼吸が止まる。
 
 
 
 
いつも一人で遊んでた、あの砂場。
滑り台。
 
 
 
 

じっと、記憶の糸をたどる。
 
 
 

大きな樹が2本。
 
 
あの頃の私を、見てたかな。
対話すると涙があふれた。



私、ここにあの子を迎えにきたんだ。
40年たって。
 
 
 

ごめんね、という気持ちと
迎えに来てくれた、という気持ちと
2人の私が、泣いた。



 
 

これでいいんだ。
またこよう。
 
 
もう私は2~3歳じゃない。
居場所は自分で、自由に作れるんだ。
 
 
 
 
 


不思議な時空を、旅する時間。
 
 

封印してた
時間が止まったままの、あの場所は
別の時空で、確かに時は流れていて
 

誰かの日常が、現実の世界として
流れ続けていた。
 
 
 

生きる場所を
自由に、選択できるようになった私が
行ったり来たり。
 
 
もう私は、自由なんだ。
 
 


私は私(この子)と生きていく。




帰りしに、頭がしびれたようなままで
わたしとお祝い。
 
 
 
 
 
お店の人に、質問する私の言葉は
すごくスローで、単語だけ。
 

驚いた。
 

ボーッとしてたのもあるけど
あの頃の、私の口調だった気がする。
 
 
 

「わからない。もう1回。(説明して下さい)」
 

そんな私にも、丁寧に説明してくれた
店員さんや、バスの運転手さん。
 
 
 

ちゃんと理解しなくちゃ!
意気込まなくても、きっと今までも
このままの私でも
よかったのかもしれないね。

 


 

おかえり。わたし。