瑞目叶夢の小説【台本】置き場

瑞目叶夢の小説【台本】置き場

エブリスタで掲載中の小説の中でもSpoonで声劇や朗読台本として使っていただいても問題ないものを置いています
小説として読むだけでも良いですし
使っていただいてもいいです、使っていただく場合は、聞きたいので教えていただけると助かります

「伊丹(いたみ)君ってほんっっと優しいよね」


「え、なになに急に」


「だってさぁ、自分も仕事で忙しいのに、私のダイエットの筋トレ、付き合ってって言ったら即答でイイヨッて・・・・普通は面倒くさくて悩むじゃん?普段から痒いとこにも手の届くサポートとか皆の相談役だし本当に優しすぎ!疲れない?」


「どうだろう、僕は僕にできることをしてるだけだからなぁ」


「そんなもの?」


「そんなものだよ、さぁ、ジムについたよ、ここ、プールと温泉もあるんだ帰りにスッキリして帰れるよ、じゃ頑張ろうか!」


「うん!よろしくお願いします!」


時はたち筋トレ中


「さぁ頑張って!後15回だよ!辛いけどここを超えれば後2セットだよ!」


「ふっん!はぁ、ふぬぬぬぬぬ!伊丹!くん!こ、これ、本当にビギナーレベル?め、めっちゃき、キツイんだけど」


「ビギナーだよ、ほら、しゃべると体力もってかれちゃうよ!大丈夫、岩志(いわし)さんならできる!頑張ろう!僕も頑張るから!」


「ふっ!ふっぬぬぬぬ!た、確かに、伊丹君も腹筋して、はっは!私を超えてもう100回以上してるけど!ふぬぬ!ビギナー!腹筋50回は!やっぱ違うと!ふぬぬぬ!」


「大丈夫、岩志さんならできるよ!だって岩志さんガッツあるからね!がんばれ!あと5回!」


「よ!んじゅう、ろく!よ!んじゅ、なな!よ!んじゅう……ふん!はち!よ!んじゅ…く!ご、じゅつううう!!はああああああ」


バタッと倒れる音


「頑張ったね!岩志さん!水飲んで!」


「あ、ありがとう、」


「岩志さんすごいよ!こんなに頑張れるならすぐに今以上にスタイルよくなるよ!」


「ほ、ほんと?」


「うん!うん!岩志さんは今も美人だけどもっと美人になっちゃうね!休憩終わったら後2セットしてバイク30分行こうか!」


「へえ?まだあるのぉ!?!?!?きつすぎない!?優しくしてぇぇぇ」


「岩志さん、優しく接することはできるよ、でもね、メニューを易しくすると岩志さんの目標にはたどり着けないかもしれない!だから僕はメニューは厳しく行くよ!大丈夫!岩志さんなら乗り越えられる!岩志さん頑張り屋なこと知ってるからさ!」


「頑張るけど、頑張るけど…………このメニューは厳しすぎるよぉ!」


「厳しいよねぇ、でも岩志さんのためだよ!頑張ろう!」


「ひえええええ!!」


それから月日が経ち


「伊丹君ありがとう」


きらーん


「伊丹君のおかげで私」


ムキ


「ボディビルダーになれたよ!」


ムッキーーーン!


MUSCLE☆



「鍛えすぎちゃった、てへ☆」