時が止まってしまえばいい


誰もが一度は味わう感情だろう


充実に満ちた時間も必ずや次の時へと移り過ぎ行くもの


とりわけ昼を夜という大きな単位での時間に見せる光景は


なんとも心に染み入るものだ


昼が終わりかけ、夜が下りてくる前の夕焼け空はなぜかせつない


せつないとは郷愁にも恋愛にも似た微妙な心持である


あと少し経てば空は色を濃くし、星や町の灯りを際立たせる


せつなさは夕陽とともに消え、あたたかな夜の明かりとともに


安らぎのときを部屋へ招き入れる


そして毎日は流れすぎていく