久しぶりの長文。初夏人参も今週で収穫終了です!ありがとうございます。
一旦8月、9月と人参の出荷がなくなり、また10月から再開します。ここ数年の取り組みで真夏以外人参を出荷できるようになりましたが周年供給には貯蔵技術と冷蔵施設が必要です。
2ヶ月分の人参を保存しておける場所を確保しようと思うとかなり大きな設備投資が必要になるので当面やりません。
常に今とれる人参の収穫、洗浄選別、調製、出荷作業があって、その裏で次の季節の人参の種まきや管理作業がある状態で、さらにジャガイモ、キクイモ、サツマイモ、サトイモが各50a程度あり労働が重なりに重なります。
さらにうちには稲作と団子屋とラジオがあります。◯◯会長も毎年のようにあるし、一年を通して余裕のある季節というのがなくなってしまいました。
明らかなオーバーワークな中スタッフひとりひとりの自分がやらなければ誰がやるんだという熱意のお陰でなんとか成り立っています。
ですが、真夏に労働負荷が集中しがちな鈴盛農園の作型は結構きついです。
自由な一人農業の頃と違って雇用型の農業になると暑いから早朝と夕方だけ作業というわけにもいかず、昼の休憩時間こそ長くしているものの日中暑い中でもいつもと変わらない作業をしてもらいます。
夏の空調服や冬の暖房服の全員支給は当然ですがもっと深いところで課題解決しないといけません。
最近作業に追われ続けて機械の点検をする暇が無かったのか爪のなくなった耕運機で無意味な耕運作業をしているのを見かけたり、僕の出張中になんとか翌日の準備をしなきゃと疲れ果てた身体で日付が変わっても仕事をし続けていたというスタッフもいて色々と考えさせられました。
地球環境も社会環境も農業に強烈な課題を突きつけてきます。
テクノロジーですべて解決する、というような簡単な物でもありません。その先にあるのは零細農家数の激減と超大型メガファームによる画一的な農業です。もうこれは仕方ない。必ずおこる。個人的には零細農業者の強制退場には賛成ですが、多様性が失われるのは残念ですので強い小規模農家が各地に点々と生き残るのが理想です。
メガファームにはなれないし、なりたくないけど黙って消えていくつもりもない、だから毎日考える。毎日行動する。昨日の自分を否定して今日からのまた新しい自分を受け入れ、変化する。
大変革後の農業界でも鈴盛農園は鈴盛農園らしさを貫いていけるように変わり続けていきます。
小さくてもカッコつけられるところを見せていこう。
ダンゴヤハチは金、土曜と半田運河でのイベントCanal Night 出店でした。
1時間を超える待ち時間の行列ができていたようでご迷惑をおかけしましたが、それでも並んでくださる方がいることに大きな期待を感じる事ができました。
農園もそうだけどこっちも人員増加が必要だな。
団子屋はまだまだやりたいことが山ほどあるし、ここからいくらでも面白くする自信があります。
どんどん進めます。
8月に入りサツマイモの収穫出荷が進んでいます。今はべにはるか、紅東の2種類ですが秋頃にはシルクスイート、安納芋、紫芋など品種が増えてきます。
人参の種まきは段取りにミスがあって手痛い遅れが出てしまいましたがまだまだ取り返せます。
今年から最近やめていた秋ジャガイモの栽培も少しだけやってみることに決まりました。
お盆中は仕事をセーブして頭の中をクリアにさせる時間を取ります。
人参の種、100万粒到着!!
ここからさらに熱い夏が始まる!
もう来週から里芋の出荷が始まる。
化成肥料、農薬使用禁止でさらに8月出しというかなり難易度の高い作型。
背も低めで葉っぱの色も薄くてちょっと不安な中試し掘り。
契約栽培ですので毎年出荷できるかヒヤヒヤしていますが今年もなんとかなりそうです。
新しいことを始める気力が湧いてきました。
今年で融資の返済も2本終わるし、最近大きな設備投資もしてないからタイミング的には良い頃。今回の計画は今までで一番の投資になるのでちょっとヒリヒリ。
これまで小さく立ち上げてきた事業を点と点でつなぐようにしてシナジーをもたらすポジションになってくれるはず。
鈴盛農園は農業の可能性を具現化していきます!
鈴盛農園半田ライスセンターも稲刈りが始まりました!
人参の播種時期とコシヒカリの稲刈りが思いっきり重なるので色々組み立て中。
トラブルも多くて大変ですが、快く助けてくれる農機具屋さんや新入りに作業を任せてくれる地域の方々のおかげで米作りもなんとかやれています。
この部門の未来をどのように描くかが鈴盛農園の未来を形作ると感じています。