肝生検の結果 | 息子よ、強く生きよ!~先天性代謝異常症(尿素サイクル異常症)とともに~

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尿素サイクル異常症の息子との日々を綴ります。
生後11ヵ月で生体肝移植をしました。

2月の検査入院中に、初めての肝生検をしました。



前回の外来で結果を聞いてきましたので、記録しておきます。

 


以下、「病理組織診報告書」の一部を転記します。

 



『T細胞関連型拒絶や、抗体関連型拒絶の所見は、明らかではありません。既存の胆管が萎縮調ではありますが、慢性拒絶の所見は明瞭ではありません。

繊維化は軽度です。ただし、中心静脈の周囲の肥厚と、その周囲の類洞の繊維化がやや目立って見られます。』

 



拒絶反応は見られなかったが、一部で繊維化が見られたということです。


 

『繊維化』の程度は、F0~F4に区分されるそうです。

F0は全く異常なし、F4は肝硬変などのレベル。

 


息子の繊維化はF1が中心で、一部にF2も見られた、とのことでした。


 

こちらが聞きたいのは、


 

で、それが意味するのは何???

 


ってことなんですけど、


 

先生からは「現時点で気にするようなことはありません。」という話しかありませんでした。

 


息子が生まれてから何度も

 


医学知識が欲しい!!!

と思いましたが、今回もまさにそう。

 


私が不安な顔で色々質問したので、「心配であれば、今できることは免疫抑制剤を増やすこと。」と言われ、薬を増やすことに。

朝晩0.4ミリ→朝晩0.5ミリになりました。


 

ちなみに、質問内容と先生の回答も、参考までに書いておきますね。

 


○健康な人も繊維化するんですか?

→しません。聞いたことありません。

 


○ドナーも繊維化するんですか?

→しません。

 


○移植後、繊維化はよく見られることですか?

→結構あります。ただ、これまでは肝機能が悪化した場合にのみ肝生検をしていましたが、最近になって問題ない人も肝生検をするようになりました。

なので、問題ない人も繊維化するものなのか、データがありません。



えーんえーんえーん

 

 


正直、肝機能が崩れたことがなく、何の問題もないだろうと思っていたので、

結構ショックでした。



 

息子は若くして肝硬変とかになってしまうのではないか・・・と不安になりました。

 


最近体も丈夫になってきて風邪すらひかないし、普通の子と何ら変わらないような気持ちになっていたけど、やっぱり息子は移植児なんだな、、、と思いました。


 

とは言っても、どうなるか分からない将来を不安に思って、悲観して生きるのは人生が勿体ないと思っています。



 

今を楽しく。今に感謝して。

この気持ちを忘れずに、明るく生きていきたいですニコニコ