007を見た。

実はこのシリーズを見るのは初めてなのだ。

事前知識として入手しているのは、

007は、スパイだというコト。

そして どうやら ゴールドフィンガーらしいというコト。

先日、夜のスナックで、おじさんがカウンターの向こうの女の子に

「オレはよう、ごーるどふぃんがーだぜえ~うひひひひ」

と言って

なんとか女の子の手を握ろうとしていたが、

もしかするとあのおじさんもスパイなのかもしれない。

人は見かけによらないものだ。

さて、私の覚書として

ここに007の感想をしたためておきたい。

(間違えて同じ映画を見ないように。)

良かったこと その1

イイものとワルものが顔を見ただけでわかるので、応援しがいがある。

よしんば途中で10分ほど眠ったとしても、

いい人だと思っていたら実は犯人だった、なんていうお見立て違いも無いので

安心して居眠りする事ができる。

ただし10分以上目を閉じてしまうと、

本来の目的を失いかねないので注意が必要だ。

(劇場に枕などの寝具を持ち込まれても迷惑な話だ。)

良かったこと その2

かなり無理をしても主人公が死なない。

これは重要事項だ。

タイタニックの時は、散々感情移入させて、ラストは海にブクブクときたもんだ。

悲しくて悲しくて、夜しか眠れなかった。

かと言って、登場してあっさり5分で死なれても困る。

その後ラストまで、主人公の名前を覚えていられる自信がない。

良かったこと その3

主人公がセクシーである。

近頃、セクシーなものといえば、セミの脱皮くらいしか思いつかない私にとって、

007の姿態、行動は本当にシビレた。

走る姿は、ジャガーの如くしなやかで、

歩く姿は、虎の如く雄々しく、

振り向く姿は、黒豹の如く魅惑的である。

もし彼が、

だるまさんころんだ の鬼になったら…

と思うと、めまいがしそうなくらい、ドキドキする。

セクシーといえば、登場した女性もかなりのものだった。

特に、カジノで出会ったヒト。

真っ赤なルージュをひいた唇をふわりと開いて笑う顔は

まるで、カサブランカの花がその芳醇な香りとともに

一気にほころんだかのようだった。

この女性にだったら、骨抜きにされてもいい。

ホネ抜きにされて、

「かね田のひもの」の極旨プラチナ鯵の隣で売られたって構わない、

という輩も少なくないだろう。


当然、帰宅後、私は彼女のマネをしてみた。

真っ赤なクチベニを探し出し、ぐりぐりと塗り、微笑んでみた。

そしたら、不思議なことに、別の主人公になってしまった。



みずほのさくさく日記



我が家の ぼんど・ガール



まとめ


隣の席の人が食べていたおいものフライがおいしそうでした。

また見たいです。