こんばんは☆桜子です。








この間からガリガリ君の素晴らしさを世に広めている??私ですが(笑)



安いのに低カロリーで、しかも『よっしゃ!アイス食ったぜ』ってなるの最高じゃないですか??



それにガリガリ君って色々な味を出しているんですよ!!



私は梨味と『大人なガリガリ君シリーズ』から出ているパイナップル味が大好きです☆






あ、別に赤城乳業さんのまわし者じゃないですよwww






今回は特別編。




ずっと『いつかはちゃんと書かなきゃ』と思っていて書けていなかった『桜子と卵巣がん』の話です。




長いもので卵巣がん歴14年。完治も根治もしていないのですが、とりあえずここまで生きてきました。








◎桜子と卵巣がん~(その①)~◎




初めて『異変』が現れたのは、2009年の4月。ちょうどまーくん(夫)とデートをしていて、駅の改札を出てまーくんに手を振ろうとしていた時だった。



急に目の前が真っ暗になった。



最初は『あ、ヤバい!いつもの貧血来た?』と思っていたんだけど、妙に違う。


身体がふわふわっと浮く感覚と同時に、一気に意識が遠のいて行った。




何が何だか分からないうちに、私は改札口で気を失い倒れた。


次の記憶は救急車の中だった。


どうやらまーくんと駅員さんが介抱し、救急車を呼んだらしい。




救急車の中で、まーくんはパパンとママンに電話をしていた。運ばれる病院が決まったようだ。


私は『大丈夫だよ!いつもの貧血だよ!』と言おうとしたが、どういう訳か言葉が上手く出なかった。




私が運ばれた病院は、まーくんの地元の病院だった。

ちなみにウチからまーくんの地元は、距離はそれほど離れていないが、それでも1時間弱掛かった。




病院で私は検査をしたが、特に異常は見当たらなかった。

もっと言うと『貧血如きで救急車呼びやがって』みたいな空気を医者や看護師、救急隊員から感じた。




1時間程して、パパンとママンが駆け付けてきた。ちなみにコレがまーくんとウチの両親の初対面(笑)


まさか救急病院で『はじめまして、桜子さんとお付き合いをしています、まーくんと申します。』な状況になるなんてwwwタイミングの悪さよ(笑)




で、私はタクシーで地元に帰ったのだが




マ『一体どうしたの?』


私『多分いつもの貧血だと思うんだけど、なんか変だった。生理前だからかな?』


マ『とりあえず、生理が終わったらかかりつけの病院へ行きましょう』


私『そうするー』





これが1回目の『異変』。





2回目の『異変』は9月下旬。夏休み明け直後のテストの日だった。




このテスト、実は卒業の単位取得の為には絶対に受けなければならないテストだったのだ。(教養科目の単位が幾つか足りなかったから、心理学部の科目を選択していた。)





私『うわー今日は暑いなー残暑厳しい!( °ω° )急がなきゃ!』



と、バスを降りた時、また『あの』謎の貧血に見舞われた。



この時は『あれ?これは4月の?それとも熱中症??』という感じのものだった。



ただ前回と違ったのは、全身から冷や汗が出たのと、今回は若干朦朧としていたものの意識があった。



私がフラフラっと倒れる寸前、見知らぬご婦人が助けてくれた。



婦『ちょっとあなた!大丈夫??顔が真っ青じゃないの??』


私『あ、大丈夫です( ´ω`)』


婦『大丈夫なもんですか!唇まで青くなって!ちょっと駅員さんっ!病人です!』



どういう偶然だろうか(笑)私は今回も駅で倒れた(前回とは違う駅だけどw)



駅『お嬢さん?しっかりして下さい!』


私『あのーテストが⋯』


駅『お嬢さん大学生ですか?学生証はありますか?』


私『テスト⋯テストが⋯』


婦『私、病院まで付き添いますわ!』


駅『お願いします!私は学校に電話をします』


婦『あなた、しっかり!病院が決まったら私がお家の方に電話するから!』


私『ありがとうございます⋯テスト⋯』




そう、私は運ばれている場合では無い。今日は卒業の必須単位のテストなのだ!

一刻も早く学校へ行かねばならぬ。




しかし、私は救急車で運ばれてしまった。




病院はウチからさほど遠くない救急病院だった。




ご婦人から連絡を受けたママンが再びタクシーで飛んできた。




マ『この度は娘をお助け下さり、本当にありがとうございました。後日お礼をさせて下さい』


婦『そんな、私は通りがかっただけですわ』




と言っていたが、このご婦人がいなかったら私はどうなっていたか分からない。ご婦人には今でもずっと感謝している。



もちろん後日ママンがお礼に行った。(隣町に住んでいた方だった。)





で、私は点滴を打たれていた。







ちょっと待て!!点滴打ってる場合じゃねぇんだわ!!

大事なテストがあるんだわ!!!!(꒪0꒪ノ)ノ彡





私『テスト⋯テスト⋯』


マ『え?テスト?』


看『そういえば救急車の中でもずっとテストの心配をされていたって聞きましたけど⋯』


私『あの⋯』







私『ちょっと学校行って良いっスか??テスト受けなきゃ卒業出来ないんです!!』




看『ええ!!!Σ(゚ロ゚!(゚ペ?)』



マ『ちょっ!桜子?!』




あまりに私が必死だったからか?医者(女医さん)が





医『うーん⋯じゃあテストが終わったら速攻で戻って来て下さいね?!あ、点滴は付けっぱなしで行ってね!!』



私『ありがとうございます(;ω;)』



マ『私も付き添います!』





それで、私とママンはタクシーをぶっ飛ばし(笑)学校へwww





もう授業開始から30分以上が経過していた。





私『ぜーはー_(꒪ཀ꒪」∠)_⋯先生、遅れてすみません。テスト受けさせていただけますか??』



先『え!桜子さん???さっき電話があったけど、病院から来たの?』



私『はい、テストが気になって⋯』



先『いや、急病だったから後日特例にしようと思っていたんだけど⋯時間半分近く過ぎたよ?それでも受ける?』




私『はいっ!!もちろんですとも٩( ᐖ )۶!』



先『うーん⋯分かった!!じゃあテスト受けて良いよ!!但し、時間があまり無いから覚悟しておいてね!!』



私『わかりやした(・∀・)』






点滴をガラガラしながらやって来た私。





鬼の形相でテストを解いていった!!ヽ(`Д´)



火事場の馬鹿力というやつだろうか。周りの心理学部の生徒がドン引きしているのを横目に、全問解き終えた。





私『じゃあ病院に帰ります、ありがとうございました』点滴ガラガラ(|・ω・)



先『あ、ああ。気をつけてね⋯』





再びタクシーで病院へ戻ると、診察室に呼ばれた。





医『桜子さんは持病で貧血と肝臓疾患があるのよね⋯。いつもこういう風になるの??』


私『いや、貧血はありますけど、こんな風に倒れた事はほとんどありません。今年の4月に1回倒れましたが⋯』


医『4月にも同じ症状があったのね?!』


私『はい。え?何か?』


医『桜子さんは生理は重い方かしら?あと初経はいつだった?』


私『あ、結構重いです!貧血なのに量も多くて参ってます。初経は周りより遅くて⋯中3でした。』


医『⋯ちょっとごめんね、下腹部の検査をさせてね??』


私『へ??あ、はい(* ᐕ))?』





医師は腹部エコーの検査を始めた。




医『⋯お母様は外にいらっしゃる?』


看『はい、待合室に居ます』


医『呼んできてもらえるかな?』


私『え?( ゚д゚ )』




ママンが揃った所で、医師は話始めた。




医『腹部エコーと先程の血液検査の結果なのですが⋯』




医『おそらく子宮内膜症かと思われます。』




マ『子宮内膜症!!』



実はママン、私が小学校1年生の時に『子宮筋腫』になり、子宮を全摘していた。なので多少の知識はあった。



マ『子宮内膜症ならお薬とかで治療は可能ですよね??』


医『ええ、子宮内膜症ならお薬で治療出来るのですが⋯』




医『このチョコレート嚢胞の大きさが若干気になるんですよね⋯』

(※チョコレート嚢胞とは⇒本来子宮の内側にある子宮内膜が卵巣に発生する事で起きる子宮内膜症の症状。古い血液がチョコレートのように卵巣にたまる事が由来。)



マ『え?』


私『え?』




医『これが普通の子宮内膜症によるチョコレート嚢胞だと良いのですが⋯それにしては大きすぎる気もするんです⋯』




医師の口調が何を意味するかは、さすがにこの時はまだ分からなかったが




私『何か病気なのか?』



という疑問は残った。





医師が




医『ここよりも専門的な病院で1度診てもらった方が良いかと思います。紹介状を書きますのでお待ち下さい。』




と、紹介状を書いて渡してくれた。




そこで私とママンはハッとした。







紹介状には






『婦人腫瘍科』と書かれていた。






腫瘍が何を意味しているのかは分かった。





『私って、癌なの??』





点滴も終わったので、この日は帰宅した。












まさか私の身にとんでもない事が起こっていたなんて、しかもそれが完治も根治もしないまま14年も掛かるだなんて、この時は思ってもみなかった。






それよりも私は、今日のテストの出来の方がよっぽど気がかりだった。







続く。