こんばんは☆桜子です。
ちょっとお知らせ。
話をスムーズに進める為、お姉ちゃんに名前(仮名)を付けました。
『紅葉(もみじ)』です!
深い意味はありません(笑)紅葉姉ちゃんをよろしくお願いします(*´ ³ `)ノ
今日のお話は、入学前のガイダンス~ブサ島に目を付けられた話です。
一見、自慢話っぽい内容ですが、最悪です。地獄の始まりなんで。
◎桜子は『すごく可愛い新入生』だった◎
2004年4月3日。ゴミ山大学初登校の日が来た。
ゴミ山大学は
3日⇒クラス分け、教科書販売
4日⇒身体測定、簡単なガイダンス
5日⇒入学式
と、入学式までに時間があった。
1日目、ママンがお姉ちゃんに
マ『今日はくれぐれも桜子をよろしくね、桜子の具合が悪くなったらすぐに電話してね』
と頼んでいたので、私はお姉ちゃんと登校した。
お姉ちゃんは
姉『今日は私に付いていて良いからね、私が学校案内するから、具合が悪くなったらすぐに言うのよ?』
と、気遣ってくれた。優しいなぁ。
ゴミ山大学は歴史が浅い大学で、学内や外装は綺麗だった。
私がお姉ちゃんとクラス分けを見ていたら、お姉ちゃんのクラスメイトらしき人が来た。
友『紅葉ちゃん!おはよう!あれ?紅葉ちゃんは係(新入生案内係)じゃないよね?どうしたの?』
姉『今日は妹の付き添い。妹も今年から法学部に入るから。あ、この子が妹!桜子って言うの。』
私『はじめまして⋯妹の桜子でs』
友『えーーー!!!紅葉ちゃんの妹さん??めちゃくちゃ可愛い!!!』
姉『ねー(笑)私に似ずにw』
友『ねぇちょっと皆!注目!!法学部にめっちゃ可愛い新入生が入ったよ!』
その人の一言で、ワラワラと人混みが出来た。マジだ。
『え?本当に紅葉さんの妹?超可愛い!』⇽失礼だな。
『ねぇねぇ、アイドルとかモデルとかやってるの?』⇽マジで聞かれた。
『あ、ちょっと写真良いかな??広報で『可愛い新入生』撮っててさ!!』⇽撮られた。
『ウチのサークル入らない??あ、紅葉ちゃんに怒られちゃうかwww』⇽なんかムカつく。
『彼氏いる?いるでしょ?』⇽うるせぇ( º言º)
『小さいね!小学生みたい♡♡』⇽余計なお世話。
だが、この時の私は今の毒吐き捻くれ者を封印していた為
私『え⋯えっと⋯。』
くらいしか言えなかった。
あ、外見は今と同じよ(笑)ふわふわおっとりお嬢様系ねwww念の為٩( ᐖ )۶
その日のうちに、私は一気に有名人になっていた。
めちゃくちゃ可愛い新入生として。
実は、その人混みの中に
ブサ島は居た。
ブサ島を含む剣道部の新入生は、3月の下旬から登校していて、剣道の無駄な稽古をしていたらしい。
今思えば
この時からブサ島に目を付けられていたんだと思う。
クラスは男子40人女子5人(私含む)。
その日、同じクラスになった女子⋯『ギャル子』と話すようになった。
※ちなみにこの時点では『クラス内での自己紹介』はしていない。クラス内自己紹介は入学式後にあった。
あと、何だかんだで『ギャル子』は悪い子では無かった。
ギ『ねぇねぇ!さっき騒がれていた子だよね!本当に可愛いね!あ、私ギャル子。よろしくね』
私『え⋯(笑)あ、私は桜子です。よろしくね』
多分、この時から目を付けられていたと思う。
担任の色ボケババアに。
帰宅したお姉ちゃんは、今日の出来事を興奮気味にママンに報告していた。
姉『もうね、みんな桜子の事を可愛い可愛いって言っててさ、ちょっと騒ぎになったんだよ!桜子は可愛いから私も鼻が高かったよ』⇽(紅葉姉ちゃんは私を溺愛しています。)
マ『そう?でも大丈夫かねぇ、変な人に目を付けられてなきゃ良いけど』
ママンの勘は当たっていた。
2日目は身体測定。この人は1人で登校した。
お姉ちゃんが『着いて行こうか?』と言ってくれたけど、いつまでも頼る訳にはいかないから⋯。
着いてきてもらえば良かったのかもな。
身体測定、私はギャル子と回った。
その時の校医の言葉が酷かった。
医『身長146cm。随分小さいのねー。体重34kg??あなたちゃんと食べてる?』
私『食べてます⋯。』
医『あなた、色々厄介な病気あるのね。大丈夫なの?大学なんか通って。倒れたりしないでね』
私『大丈夫です⋯。』
これ、マジで言われました。校医がこんな事言うなんて、やっぱりゴミ山大学有り得ない。
身体測定が終わり、教職を取りたい人向けのガイダンスがあった。
これは自由参加だったんだけど、私は一応『先生になりたい』と思っていたので、とりあえず参加する事にした。(ギャル子は帰った)
ガイダンスの内容はよく覚えていないが、どうやらこのゴミ山大学でも『社会科教諭』の資格が取れる事は分かった。
ガイダンスの教室は広く、一人ぼっちだった私は何となく不安な時間を過ごした。
私『やっぱりお姉ちゃんに来てもらえば良かったかな⋯』
夕方4時頃、ようやくガイダンスが終わった。
私は1人でスクールバスを待っていたら、身体がデカい知らない男子2人に声をかけられた。
男『ねぇねぇ、さっきガイダンスにいたよね?俺らすぐ後ろに座ってたんだけどさ、確か同じクラスだよね??』
私『?』
男『やっぱり!後ろからずっと見てたんだけどマジでめっちゃ可愛いね!!!』
私『あ、どうも⋯』
男『俺たち剣道部でさ、剣道部内でも法学部の新入生にめちゃくちゃ可愛い子が居るって噂になってたんだよ?!桜子ちゃんだよね??うわーマジめっちゃ可愛いわぁ!!』
私『え?(この人何で名前知ってるの?)』
男『怖がらないでw俺、ブサ島!桜子ちゃんと同じクラス♡』
あーあ。ついに口利いちゃったよ。
ってかずっと見てたってキモイなお前。
私『ありがとうございます⋯』
ブ『一緒に帰ろうよ!!ね!』
と言いながら、ブサ島ともう1人の男子はスクールバスに乗り込んできた。
バスの中でも、私はずっとブサ島に話かけられていた。
ブ『ねぇねぇ、彼氏とかいる?俺立候補してもいい?』
男『お前www早ぇよ』
私『居ません⋯』
ブ『え?!マジ?!俺本気で立候補するよ??良い??なんちゃってwwwでもマジwww』
男『おいおいw桜子ちゃん困ってるだろwww』
と、駅に着くまでゲスい会話を一方的にしてきたんだよね、ブサ島と知らん男子。
駅に着いて
私『あ、私定期券発行してもらうから⋯』
と言って、ようやく解放され
なかった!!!!
ブ『あ、俺ら待ってるからwww一緒に帰ろうよ♡♡』
さすがに執拗いと思ったが、ブサ島のガタイに若干の恐怖心があったので、とりあえず無下にはしなかった。
あの時の私、どうしてあんなんだったんだろう。
私が定期券を受け取ると、ブサ島と男子が待っていた。
否応無しにコイツらと帰る事になった。
今思えば、ブサ島は私がどこに住んでいるか把握するつもりだったんじゃないか??
帰りの電車の中で
ブ『そう言えば桜子ちゃんのアドレス聞いてなかった(笑)ね、教えてくれるよね?』
と、若干脅迫してきた。
しかもブサ島は、一緒にいた男子をダミーとして使い
ブ 『3人でアドレス交換しよう』
と提案してきた。
私の警戒心を解くために。
私はうっかりアドレスを教えてしまった。
この日から、私は恐怖に支配される日々を送る事となった。
続く( ´Д` )