子どもの頃は1口30回噛むのが良いと
親から言われたりしていました。
実際に良く噛むことは健康に良いことは
いろいろ研究もされているようで
咀嚼と健康には深い関係がありそうです。
よく噛むことへのメリット
1 消化を促進し栄養を吸収しやすくする
よく噛むことで食べ物の栄養を吸収
しやすくすることが出来ます。
特に唾液と混ざることで
炭水化物の主にでんぷんがより吸収しやすい
麦芽糖やマルトースなどの単純な
糖の形態に変えて吸収しやすくします。
※炭水化物の分解の流れ
炭水化物の消化は主に唾液で行われ
胃ではほとんど消化されず
すい臓の消化酵素で消化されます。
なので良く噛まないと
炭水化物の消化はすい臓に
負担をかけることとなり
場合によって糖が十分に消化できず
血糖値の上昇を高めるリスクがあります。
2 ストレスの軽減やリラックス効果
よく噛んであごや顔の筋肉を使うことで
脳がリラックス状態と感じて自律神経の
バランスを調整される可能性があります。
よく噛み唾液の分泌が上昇することで
ストレスホルモンである
コルチゾールやアドレナリンの濃度が
低下してストレス反応が低下する可能性が
あるとされています。
3 口腔内の清潔
唾液には細菌の成長を抑制する
酵素やミネラルが含まれています。
よく噛むことは虫歯や口臭の予防
にも役立ちます。
ゆっくり噛むことが大切
よく噛んだ方が健康に良いのですが
最近の傾向で早食いになってしまうと
どんなに噛む回数が増えていても
唾液などが十分に出ず
逆に顎などの筋肉に負担をかけるなどの
新たな問題を引き起こす可能性があります。
食事の内容を氣をつけるのも大切ですが
ゆっくりよく噛んで味わうことを
していないのも問題になると思います。
食事を味わうこと
喜びを感じながら食べられることが
食事で一番大切にすることでは
ないかと思います。