淡い優しい色彩にとても癒されました。
軒の鳩もかわいい‼️
御舟は大正12年、埼玉県の片山村(現・新座市)にしばらく居住し、この作品はその母屋を描いたものとのこと。
よく見ると、薄暗い玄関奥には梯子が描かれていました。
大正12年9月1日、御舟は院展初日の展覧会場で関東大震災に見舞われました。震災で瓦礫となった建物を写生し、キュビスム風のフォルムで表現した作品。未発表のまま画室に置かれ、没後に発見された作品とのこと。
【朝鮮牛】
この作品は御舟が生涯画室に飾っていたとのこと。
きっと、お気に入りだったのですね。
さて、お気づきかもしれませんが…
とある色彩が多い。。。
御舟は自ら『黄土中毒』と言っていたようです。
そのあとは『群青中毒に…』とのキャプションがありました。
非常にストイックだったことは、作品のキャプションの至る所で読み取れ、その革新の姿勢は大いに共感と感動致しました。
中でも、会場で書き写し殴り書きのメモとなってしまっているので…言い回しは多少差異があるかもしれませんが、以下の御舟の言葉に感動しました。
《私は純写実よりも主観的なものが好きなようで、写生より自分の主観的な見方を誇張して見やった。研究会で『こさえるのはうまいが良くない』と批評され、
私は自然を徹底的に見ようと思った。自然のまま草木の葉の葉脈までも微細に見なければ安心できないと思った。小さな自分の主観は夢だ。現実に徹底して行うことを努力して行った。これは非常に苦痛なことであった。(中略)ものの見方が夢のような主観からよほど確実性を帯び始めた。》
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【埃及土人ノ灌漑】
この絵に山種美術館で会ったのは2度目です。
前回(水を描くだったか?)トキメイて、ポストカードを購入しました。
【白芙蓉】
【昆虫ニ題 のうち『粧蛾舞戯』】
『炎舞』の翌年の作品。
私は、炎舞よりもこちらの作品の方が深く感動したのですが。。。
蛾のモチーフの作品って、結構思い浮かびます。
象徴的なのはルドン。
数年前のデトロイト美術館展で1番ときめいたのは、この作品でした。
↓
御舟の作品との共通性を感じるのですが…
因果関係はわかりません。
先日のルートブリュックは蝶?
三岸好太郎も。(蝶でしたね。。)
蝶・蛾という生き物は魂の象徴とどこかで読みました。
様々な作品にも描かれていますが、改めて神秘的な生き物ですよね。
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フォトスポット
【翠苔緑芝】
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
⭐️【Slargandoピアノ弾き合い会】プログラム集約→リリース‼️《動画アリ》